今アツい!? 東南アジアの音楽シーンが気になる! 人気のアイドルは?
P-POPはBINI、SB19など歌ウマアイドルの宝庫
松田「最近、波が来ていると言われるフィリピンのP-POPはどうですか?」 水月「HORI7ON(ホライズン)が好調ですよね。『GENTO』が世界的にバズったSB19(エスビーナインティーン)は『THE FIRST TAKE』にも出演して、日本でもどんどん知名度を上げています。女性グループではBINI(ビニ)がフィリピンの1番人気で、YouTubeの再生回数も回っているイメージがありますね」 編集「韓国の『MUDoctor Academy』でもトレーニングしてますね! “ABS-CBNのSTAR HUNT ACADEMYを通して結成”ということは、公開練習生みたいな感じだったんですか」 水月「そうですね。フィリピンではこのBINIとSB19が国民的な人気グループなんですが、2021年デビューしたボーイズグループALAMAT(アラマット)もいい曲が多いんです。フィリピンには歌が上手い人が多いというイメージがありますが、彼らも聴かせる曲が多いんですよ」 編集「すごく爽やか! 聴きやすい!」 松田「そういえば、オリヴィア・ロドリゴやブルーノ・マーズもフィリピンにルーツがあるし、KATSEYEのSOPHIAも歌が上手い。今回、教えてもらったグループも歌がいいですね」
バラード強し! 東南アジアの音楽チャート事情ついて
松田「インドネシアはK-POPの市場が大きいというイメージがありますが」 水月「K-POPは強いですね。それから、88risingのNIKIやRICH BRIANは人気があります。インドネシアはアイドルよりも実力派シンガーの方が人気があって、現地のチャートを聴いているとバラードなどの落ち着いた曲ばかりなんです」 松田「88risingのアーティストは日本でもおなじみですね」 水月「現地ではバラードの曲が人気で、自分がDJをするタイ人向けのクラブでも、お客さんが少ない時間帯にはバラードをかけたりしています。DJの前にバンドが出演することもあるんですよ。タイの人たちはバンドが大好きで、そこで人気バラードを演奏していることもあります」 松田「インドネシアでもタイでも、チャートで人気なのは、歌い上げ系の歌手なんですね」 水月「それからインドネシアのチャートには、K-POPの曲がたくさんランクインしています。それが理由なのかはわからないけれど、インドネシアオリジナルのアイドルがチャートインすることは珍しくて。たまにUN1TY(ユニティ)とNEVEL(ネヴェル)をたまに見かけるくらいです」 松田「タイもそういう傾向はあるんですか」 水月「4EVE、PiXXiE、BUSあたりはチャートに入っています」 松田「そこはお茶の間レベルまで浸透しているんですね。フィリピンでは?」 水月「BINIとSB19あたりは、国民の誰もが知るグループだと思います」 松田「ベトナムのアイドルシーンはどうですか」 水月「ベトナムはグループよりもソロアーティストのほうが人気です。tlinh(トリン)はすごく人気があって、日本でも知ってる人がいるかも」 松田「Shurkn Papと『蜜蜂』という曲をリリースしてますね」 編集「彼女は、サバイバル番組の『Rap Việt』出身なんですね」 水月「ラップメインというよりR&Bなんですけど、シーズン1に出場して人気になりました。それから、PHƯƠNG LY(フォン・リー)も支持されています」 松田「チルな感じですね。JKT48は?」 水月「AKBグループの海外姉妹グループの中では今でも根強く人気がある印象です」 編集「マレーシアはどうでしょうか」 水月「マレーシアではDOLLAが不動の人気です。こちらもBLACKPINKのようなガールクラッシュ的なテイストのグループです」