今アツい!? 東南アジアの音楽シーンが気になる! 人気のアイドルは?
アイドル王国タイは、サバ番、日本式など百花繚乱!
松田「では、国ごとに勉強していこうと思います。タイはどうでしょうか。K-POPでも、BLACKPINKのLISAやGOT7のBamBam、NCT/ WayVのTENなど、タイ出身のアイドルが活躍していますが」 水月「アイドルの数や種類で言ったら、タイは東南アジアで1番ホットなエリアです。昔からアイドルシーンがあって、完全に定着しています」 松田「そういえば、平成の頃は日本でもGOLF&MIKEが人気でした。山下智久さんたちとユニット組んだりして」 水月「今のタイで一番人気というと、4EVE(フォーイヴ)やPiXXiE(ピクシー)です。4EVEもサバイバル番組『Girls Group Star』の出身で、2020年にデビューしました」 編集「4EVEは、日本でも『QUICK JAPAN』の裏表紙に登場しているんですね!」 水月「最近、日本とタイでフォトブック『4EVE in TOKYO おもいでトリップ!』も発売しました。4EVEは昨年と今年に代々木公園で開催されたタイフェスティバルに出演していています。PiXXiEはガールズクラッシュのようなカッコいい曲もあって、4EVEは王道。今はこの2グループが人気です」 松田「タイにはBNK48もいますよね」 水月「2017年のタイ語版『恋するフォーチュンクッキー』で一気に有名になって、今は安定している印象です。他にも日本風のアイドルが何組かいて、日本のアイドルオタクのようなファンダムもあるんですね。例えば、ANGeVIL✟(エンジェビル)というグループは、タイのオタク層に人気です」 松田「ゴスロリ風味のアイドルコスチュームですね! 日本語歌詞も!」 水月「それから、PRETZELLE(プレッツェル)というガールズグループも以前、来日したことがあります」 松田「こちらはK-POPの雰囲気がありますね」 編集「タイのアイドルはどれくらいの規模の会場で公演を行うんですか」 水月「4EVEあたりは、タイ最大級のインパクト・アリーナで公演をしました。音楽フェスに出演することも多いです」 松田「ボーイズグループはどうですか」 水月「今、一番話題になっているのは、オーディション番組『789 SURVIVAL』出身の12人組グループBUS(バス)です。5人と7人のユニットに分かれて曲をリリースしたりしてます」 松田「セブチとかNCTみたいな形態なんですね」 水月「日本のタイ人バーで彼らの曲をかけると、すごく盛り上がりますね」 松田「昨年のタイフェスでLYKN(ライキャン)のパフォーマンスを見たんですが、彼らはどうですか。先日リリースされた『SUGOI』が、日本をフィーチャーしていました」 水月「ますます人気上昇中という感じです」 松田「それから、今年のサマソニにも出演したTHE TOYSが、ATLAS(アトラス)というグループをプロデュースしたというニュースをどこかで見たんですが」 水月「ATLASも人気のあるグループです。THE TOYSはすごく人気があるアーティストなので、プロデューサーに起用することでさらに注目を集めるということはあるかもしれません。もう解散してしまったんですが、FEVER(フィーバー)というガールズグループでも、GYM AND SWIMという人気バンドのメンバーが楽曲のプロデュースを担当したこともあります」 松田「タイというと、オーディション番組『Chuang Asia: Thailand』からデビューしたGen1es(ジニーズ)もあります。中国4人、タイ2人、日本1人、マレーシア1人、台湾1人という多国籍グループで、しかも事務所が中国のRYCEエンターテイメントなので、タイのグループというより中国のグループなのかもしれませんが、ガルプラに出ていた池間琉杏さんがいるのですごく楽しみです」 水月「タイと中国といえば、『創造営2020』からデビューした硬糖少女303(Bonbon Girls 303)のタイ人メンバー・NENEがタイに戻ってきて、タイですごく人気になっています」 松田「そういえば最近、俳優のブライトとの関係を公表して話題になってましたね」 水月「タイはアイドル文化が成熟しているので、1990~2000年代に活躍していたアイドルが復活ライブをするのが流行しています。チャイナ・ドールという2人組のアイドルが復活して活動していたり、Kamikazeというレーベルが昔、歌手だった人を集めて『KAMIKAZE PARTY REUNION』というイベントをインパクト・アリーナで開催しています」