人気インテリア&ファッションスタイリスト3人の偏愛♡ショップ。| 中田由美、竹内優介、飯田珠緒
■ 用途不定の幾何学デザイン。|スタイリスト 竹内優介
最近おもしろく感じるのは、用途や価値が定まっていないものの中に自分なりの美しさを見出すこと。特に幾何学的なモチーフに惹かれることが多く、部屋にポツンと飾ったり、球体や三角錐などフォルム違いで並べたりするのが楽しいんです。オブジェとして作られた立体も素敵ですが、僕が気になるのは古道具店にある木片や玩具などの幾何学体。京都の〈bild〉では教材模型、愛知の〈plusko〉ではさまざまな砥石、西荻窪の〈poubelle〉では工場で使われていた機械の治具を発見。日常に潜むカタチの多様性に、改めて驚いています。今回はさまざまな色と質感を組み合わせましたが、白やグレーなど単色で飾るのも一興。フォルムだけがくっきりと際立ち、本当に美しい形を見極める目も養われます。
〈bild ビルド〉 日本の古道具を中心に扱う。多様な「形・質感・色」を持つものがインスタレーション的に展示されていて、飾り方の参考になる。パステルカラーなど色のきれいなものも多い。●京都府京都市左京区鹿ヶ谷西寺ノ前町112-102。13時~19時。土曜・日曜の不定期営業。Instagram: @bild_kyoto 〈plusko プラスコ〉 国内外の古道具を扱うショップ。木製のカラーコインセットや目薬用のペーパーボックス、石を研磨しただけの球体に、触感も質感もさまざまな砥石など、ほかにはないユニークなものが見つかる。●愛知県大府市明成町3-304 TEL 090 5102 7583。12時~18時。アポイント制。Instagram: @plusko__ 〈poubelle プベル〉 店名はゴミ箱を意味するフランス語。もともと建築家を志していたという目利き店主の収集品や、独自に学んだ修復技術で修繕した古物などが並んでいる。店内には写真などのアートも。●東京都杉並区西荻北3-42-5 TEL 090 1540 7133。11時~19時30分。火曜休。Instagram: @poubelle0702