「ハラスメントがなくなってほしい」 “殺すぞ” 発言の京都府警本部長 離任会見で謝罪
部下に「殺すぞ」などと発言し、事実上の更迭となった京都府警の白井利明本部長が11日午後、離任会見を開き、「組織の信頼を毀損してしまい、おわびを申し上げる」と謝罪しました。 警察庁によりますと、白井本部長は8月、部下にあたる職員に対し「殺すぞ」などと発言しました。 警察庁は、こうした発言がパワーハラスメントに該当すると認定。 3日、白井本部長を訓戒処分とし、長官官房付とする人事異動を発表しました。事実上の更迭とみられます。 白井本部長は11日午後4時から開かれた離任会見の冒頭で、「組織の責任者として、率先して良好な勤務環境を創出する立場にありながら、私の言動により職員の士気を低下させ、組織の信頼を毀損してしまったことに対して、おわびを申し上げる」と陳謝しました。 その後の質疑応答で、京都府警の新体制に求めることを問われると、「ハラスメントがなくなって、良好な勤務環境が保持されるような組織であってほしい」と述べました。 後任の本部長には、警察庁の吉越清人会計課長(53)が14日付で着任します。
ABCテレビ