「殺傷自体が目的か」“30秒未満の犯行”中学生2人殺傷事件で広がる不安 男が逃走中
埼玉県警元捜査1課刑事・佐々木成三さんに聞きました。 (Q.短時間で2人を刺した犯行の手口からみえることは) 佐々木成三さん 「一突きで、致命傷を負わせたことから分かるのは、ためらいがなく“明確な殺意”があること。そして、長い刃物を事前に用意していた可能性があることから、計画的だったのではないか。怨恨の線も消えていないが、ここまで犯人が特定できていないのは“被害者と接点がない”可能性が高い」 (Q.服装については) 佐々木成三さん 「逃げる意思を感じない。男の履物が仮にサンダルだった場合、逃走を考えるなら、もっと動きやすい靴を履くはず。そして、人目につく場所、店内で犯行に及んでいることから“刃物で人を殺傷すること”それ自体が目的だった可能性もある」 (Q.今後の捜査のポイントは) 佐々木成三さん 「ポイントの一つは『車のドライブレコーダー』。犯人を追跡するには“周辺の防犯カメラ”以外に、現場周辺を通った車の“ドライブレコーダー”も有力な手段。事件発生時以降、警察によると、14日午後8時25分ごろに、現場付近を通った方は警察に情報提供してほしい。仮にドライブレコーダーに不審な男が映っていなくても“この時間帯に男は通らなかった”と逃走ルートの選択肢を消していけることから、警察にとっては重要な情報」
テレビ朝日