お札が雨に濡れて破れてしまった!「端が切れた程度」なのですが、そのまま使っても問題ないですよね?
土砂降りの日に水たまりへ財布を落としたり、プールへ行ったときにうっかり水に触れてしまったりなど、さまざまなシチュエーションで、お札がぬれてしまうことがあります。お札がぬれても、破れないように乾かせば問題はないようです。しかし、乾かす段階で破れてしまうケースもあるでしょう。 もしお札を破ってしまったときは、銀行での交換が可能です。今回は、破れたお札の交換方法や注意点についてご紹介します。 ▼実家の物置で「鳳凰」の描かれた100円玉を発見! 昔のお金は今も使える? 高く売れる場合もあるの?
破れたお札は状況によっては使えない可能性がある
お札の角が少し破れている程度で、レジに通しても問題ないのであれば、交換は必要ないでしょう。しかし、ぬれてビリビリに破れてしまったり、ひどく汚れていたりするときは、銀行での交換がおすすめです。 財務省でも「もし、使用するのが難しいと感じるような紙幣が手元にある場合は、お近くの日本銀行にて交換して下さい。」とホームページで示しています。ぬれたり破れたりしたお札は、近くにある日本銀行の本支店などに持っていくといいでしょう。
お札の交換方法
日本銀行以外の金融機関でも取り扱っているケースがあるようです。よく利用する銀行などに問い合わせてみましょう。 破れたお札を交換してもらう際には、残っている面積の割合に応じて金額が変動します。残った面積割合ごとの引き換え基準は以下の通りです。 ●全体の3分の2以上が残っている場合:額面全額 ●全体の5分の2以上、3分の2未満が残っている場合:額面の半額 ●全体の5分の2未満しか残っていない場合:交換不可 例えば、1万円札を中心部分で、うっかり破ったとしましょう。この場合、もし破れた紙片を2枚とも所持していれば、すべて残っていることになるため1万円札と引き換えられます。 しかし、雨にぬれて1万円札の半分を紛失した場合は、残存している面積が3分の2未満のため、引き換えてもらえる金額は5000円です。
お札を交換するときの注意点
破れたお札を持って行くとすぐに交換してもらえるわけではなく、損傷度合いやお札の量によって、時間がかかる可能性があります。そのため、時間に余裕のあるときに行きましょう。 また、対応できるのは銀行の営業日のみです。基本的に平日であることが多いため、仕事の都合などで行けない場合は、パートナーやご家族に依頼した方がいいでしょう。 また、ぬれたお札を持っていく場合は、乾かしてからにしましょう。