相次ぐ値上げ、日本では「悪い物価上昇」の前触れなのか
最近、食品やガソリンが値上がりしているという報道をよく目にします。このまま物価上昇が続くとどうなるのでしょうか(写真:kouta/PIXTA)
アメリカやヨーロッパでインフレ率が急加速する反面、日本の物価は落ち着いているようにみえる。2021年11月の全国消費者物価の前年比上昇率は0.6%だった。アメリカやヨーロッパに比べて需要が盛り上がりに欠け、賃金も低迷しているため、物価上昇を懸念する声は少ない。 しかし、日本の場合、エネルギーや穀物など国際商品市況の上昇と円安によって、輸入品の価格が急上昇している。11月の通関輸入物価は前年比35.6%上昇した。輸入物価上昇によるコストプッシュインフレの懸念はないのか。
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新見 未来