【西武】高橋光成が減量&投球フォーム見直しで〝倍返し〟の誓い「22勝0敗だったら取り返せる」
西武・高橋光成投手(27)が悪夢からの巻き返しを誓っている。 プロ10年目の2024年シーズンはキャンプ中に発症した右肩違和感の影響もあり、15試合登板で0勝11敗、防御率3・87と不本意な成績に終わった。 暮れの契約更改では球団の5500万円ダウン提示を飲み、年俸2億1000万円(推定)で11年目となる25年の契約を更改した。 高橋は「本当に苦しい1年だった。こんなことあるのかということが起きて…。正直言うと今でも振り返りたくない。変えられない過去ですし。忘れられないじゃないですか」と悪夢のシーズンを回想。その上で「今思えば本当にいい経験ができた1年だった。今後の野球人生に絶対にプラスになってくる1年でした。来年はやり返したい。11敗したので22勝0敗だったら今年の分は取り返せると思うので、それぐらいの気持ちで」と前向きにこの〝悲劇〟をとらえた。 そのための取り組みはすでに始まっている。昨オフ、取り組んだ肉体改造による7キロ増量分をそぎ落とし、ケガをしたことで投球フォームも一から見直し新たなフォームを構築中だという。 高橋は「(体重は)7キロぐらい落ちて105キロくらい。食事を変えましたね。糖質を夜摂らなかったり、調整方法を変えたりいろいろ試している」と今オフの試行錯誤に言及。 その上で「もっとよくしたいから変える。今年の投球フォームも探り探りでケガもありましたし、球速も出なかった。フォームもガラリと変える時期だと思って今はそこに集中しています。とにかく来年は1年ちゃんと投げたい。別にエースだろうが、なかろうがやることは変わらない」とリベンジを期す11年目シーズンに照準を合わせている。
伊藤順一