「いつ、いかなる任務が振られたとしても、迅速かつ的確に対応する」大嶋善勝新司令 ステルス戦闘機F35Bが今年度配備 航空自衛隊新田原基地の知られざる一面と役割
新田原救難隊は九州南部から四国全域までが管轄となっていて、今年4月、愛媛県で震度6弱の地震が発生した際にもすぐさま隊員たちが出動しました。 (新田原救難隊パイロット 尾形航大さん) 「(愛媛の地震の時は)夜中だったが、発災から約1時間ほどでこちらの航空機を使って、実際に被害情報の収集にあたっています」 こちらは主に捜索を担う救難捜索機U125A。 パイロットや救難員、それに、レーダーなどを操作する機上無線員も搭乗します。 (新田原救難隊パイロット 尾形航大さん) 「この航空機はビジネスジェットとしていう原型だったので、一部、旅客機と変わらないような座席になっている。基本的に探すものについては、一式そろっている航空機になっている仕様」 ■いつでもレディな状態で人を助ける 一方、こちらは救難捜索機と連携して救助活動を行う救難ヘリコプターUH60J。 救助者を見つけやすいよう特徴的な窓が取り付けられています。 (新田原救難隊救難員 新藤翔也さん) 「バブルウィンドウと言いまして、真下まで見て捜索できるので、絶対に探します」 また、ヘリコプターには様々な機材が。 救難員は、救助する場所や、要救助者の状態によって機材を使い分けていて、ヘリコプターまで救助者を運ぶ道具だけでも5種類あります。 (新田原救難隊救難員 新藤翔也さん) 「木が生い茂っている中に直接いれても引っかからないという特性があるので、その場合に重さを利用してピンポイントに救難員に届けることができる機材」 また、こちらのリュックには予備も含めて2つのパラシュートが入っていてその重さはなんと23キロです。 (垣内沙耶記者:リュックを担いでみて) 「おー!すごい!重い!!」 (新田原救難隊救難員 新藤翔也さん) 「いつ何があるか分からない仕事なので、体調面も含め、いつでもレディな状態で人を助ける、パイロットを助けるという意識で訓練には臨んでいる」 ■緊迫度を増す国際情勢 新田原基地は国防の最前線 様々な航空機が配備され日々、隊員たちが訓練に励む新田原基地。 この春、そのトップの基地司令として、大嶋善勝空将補が着任しました。