『インサイド・ヘッド2』イイナー役の日本版声優、花澤香菜のアフレコ映像公開
現在公開中のディズニー&ピクサー最新作『インサイド・ヘッド2』より、イイナーのデザインを手がけた村山佳子がイイナーを描くタイムラプス映像とイイナー役の花澤香菜のアフレコ映像が公開された。 【写真】イイナーのデザインを手がけた村山佳子 本作は、頭の中の感情たちを描き、第88回アカデミー賞長編アニメーション賞を受賞した『インサイド・ヘッド』の続編。どんな人の中にも広がっている“感情たち”の世界を舞台に、主人公の少女ライリーが高校入学という転機を迎え、頭の中で彼女の幸せを子供の頃か 見守るヨロコビ、カナシミ、ムカムカ、ビビリ、イカリの5つの感情たちの前に、新たに4つの大人の感情、シンパイ、イイナー、ダリィ、ハズカシが現れ、感情の嵐が巻き起こる。 本作の世界興行収入はこれまでNo.1だった『アナと雪の女王2』を追い越して、アニメーション映画史上世界No.1を達成。さらに、日本でも大ヒットした『トップガン マーヴェリック』『アベンジャーズ』を抜き、世界興行収入ランキング全体でトップ10入りを果たした。 公開されたのは、小さな身体で背伸びして、いつも誰かを羨んでいる“大人の感情”イイナーのデザインを手がけ、ピクサー・アニメーションスタジオでキャラクター・アート・ディレクターを務める村山がイイナーを描くタイムラプス映像。キャラクターを真っ白な色紙にスラスラと描き上げていく村山は、自身がデザインしたイイナーについて「イイナーは小さくてかわいいんですけど、実は『あれが欲しい!』っていう闘争心がメラメラ燃えているという二面性があるところが好きです」と魅力を語った。イイナーの一番の特徴でもある大きくてキラキラした目は、くるくると変わるイイナーの表情をさらに豊かにしている。村山はそんなイイナーの目について、「イイナー(Envy)の元の言葉はインヴィディア(invidia)という“目”に関する言葉だったので、目をキラキラに強調しました」とデザインの裏側も明かした。 あわせて公開されたイイナー役を務めた花澤のアフレコ映像は、主人公ライリーの中で感情たちが暮らす司令部でのイイナーの1シーンを演じる様子を捉えたもの。感情たちにはそれぞれ役割があり、ヨロコビにはライリーを前向きで楽しい気持ちにして喜ばせること、シンパイにはライリーをまだ見えてないものから守り、未来を考えて計画を立てる役割があるが、イイナーの役割は“小さな身体で背伸びして、いつも誰かを羨むこと”。他人の良いところ、素晴らしい点を見つける才能を担うキャラクターでもある。 ライリーが仲良しの友達や憧れの先輩と過ごす中で起きた出来事に対してイイナーは、「うわあ! その髪“イイナー”!」と大きな目を輝かせて他人を羨んだり、「嫉妬させちゃった。ごめんね~」と可愛らしくも自信たっぷりに毒づいたりする。“嫉妬”という感情から他人を気にするイイナーに「いちいち気にし過ぎじゃない?」とダリィが口をはさむと「べ~!」と小さな舌を出して拗ねる姿も映し出されている。花澤は、そんなイイナーを声だけでなく、表情や手振りもつけながら演じている。また、これまであまり公開されることのなかったピクサー作品のアフレコの様子が映し出された貴重な映像となっている。
リアルサウンド編集部