ネット動画も快適! パナソニック「Fire TV搭載ビエラ」の“進化と継承”
放送とインターネット動画の融合という両社が共有するテーマの下、日本独自の機能を載せることに、アマゾンのFire TVの開発チームも粘り強く挑んできました。アマゾンの西端氏がその過程を振り返ります。 「テレビのカスタマーニーズは国や地域ごとに細かく違います。パナソニックが国内向けのテレビに搭載してきた重要な機能は、世界展開するグローバルモデルにもそのまま搭載されるわけではありません。アマゾンジャパンのチームがパナソニックと連携して、日本のお客様の声を海外の当社開発チームに伝えながら、ビエラ独自の機能をFire TVのプラットフォームに組み込んできました。Fire TV独自のサクサクとした操作感や、Alexaによる音声操作と合わせて、テレビによるエンターテインメント体験が豊かさを増していることが実感いただけると思います」(西端氏) Fire TV搭載のビエラは、Alexaによる音声操作で宅内のスマートホーム機器をコントロールしたり、スマートホームダッシュボードから動作状況を確認する機能も搭載しています。パナソニックには現在、エアコンのエオリア、パルックLEDシーリングライト、ネットワークカメラなどさまざまなAlexa対応のスマート家電があります。 大竹氏は、Fire TVを搭載するビエラの「音声認識の精度」がとても高いことを繰り返し強調しています。特に、上位シリーズであるZ95AとZ90Aは専用のリモコンのほか、テレビ本体にもマイクを内蔵していて、ハンズフリーによる音声操作にも対応します。 さらに付け加えると、オプションの外付けカメラを接続することで「テレビでビデオ通話」ができることも、従来モデルにない特徴です。
■Alexa対応は万全。将来の進化も期待できる アマゾンが2023年10月に発売したストリーミングメディアプレーヤーの「Fire TV 4K Stick」は、生成AIの技術をベースにした機能拡張が図られています。 たとえば、自然な言い回しでAlexaと会話を交わすように動画配信サービスのコンテンツを検索したり、ユーザーがアマゾンのクラウドフォトストレージに保存した写真に生成AI技術に由来するエフェクトを付け、ホーム画面の壁紙画像として活用できる機能などがあります。アマゾンはこの機能を北米地域から導入開始しました。残念ながら同機能の日本地域への導入はまだこれからです。