【高校野球】花巻東・田崎晴大投手が駒大合格「高校でやってきたことを生かしていければ」
今夏の甲子園に出場した花巻東(岩手)の田崎晴大投手(3年)が、東都大学野球の駒大に合格したことが6日、わかった。レベルの高いなかでも高校時と同様、地道に力をつけていく。 これまでと同じように一歩ずつ進んでいく。この日発表があり駒大に合格した田崎は、「(大学は)自主性を重んじて、自分なりに考えてやることになる。高校でやってきたことを生かしていければいい」と意気込みを語った。2年秋から小松龍一や葛西陸(ともに3年)らとともに強力投手陣を形成。今夏の甲子園は背番号11で初戦の2回戦・滋賀学園戦に3番手で登板し、2回無失点に抑えた。身長は173センチで、体が大きいわけではなく、中学時の実績もない。花巻東での3年間で聖地のマウンドに立つまで成長した。 入学当初の目標は「ベンチに入ることでした」と田崎。そこから逆算し、球速を上げることなどベンチ入りに必要なことを考え、ウェートトレや投球時の体重移動など実践してきた。最速は142キロまで上がり、制球力を軸とした安定感のある投球が持ち味。「(高校3年間で)考え方が一番成長した。続けていきたい」と、高い意識と取り組みで大学でも先発陣の一角を担う。(有吉 広紀) ◆田崎 晴大(たざき・はると)2007年2月27日、岩手県生まれ。17歳。城東中では盛岡北リトルシニアでプレー。花巻東では2年秋から公式戦ベンチ入り、3年春の東北大会で背番号1。3年夏の甲子園出場。173センチ、74キロ。右投右打。
報知新聞社