豊臣秀吉の草庵茶室復元、佐賀 唐津市の名護屋城博物館
佐賀県立名護屋城博物館(唐津市)は23日、豊臣秀吉が築いた朝鮮出兵の拠点「名護屋城」に当時設けたとされる「草庵茶室」を館内に復元し、一般公開した。柱や壁に竹を多用するなど簡素な造りが特徴。 同館によると、草庵茶室は、千利休による「侘茶」が主流となる16世紀以降、各地で建てられた。1997年の発掘調査で、名護屋城跡で遺構が見つかった。同館が調査結果を基に高さ約3.9メートル、面積約6.7平方メートルだったことを確認、復元に生かした。 23日午後の公開イベントでは、佐賀県の山口祥義知事が戦国大名鍋島直茂役に、俳優の羽田美智子さんが妻の陽泰院役となり、茶や菓子をたしなんだ。