「医師」「歯科医師」「獣医師」の3分野で「給料」に違いはあるのでしょうか?すべて高収入のイメージですが…
年収の高い職業として知られている医師。「人の役に立ちたい」「親族に医療従事者がいる」などの理由で医師を目指す人もいるようです。 ▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる? 収入の高さは魅力ですが、分野によって給料には違いがあるのか気になる方もいるでしょう。 そこで今回は、総務省統計局の調査から「医師」「歯科医師」「獣医師」の3つの分野における給料の違いを調べてみました。それぞれの仕事内容もご紹介しますので、参考にしてみてください。
医師の年収や仕事内容は?
総務省統計局の「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、男女計の医師の平均年収は1436万4700円であることが分かりました。大きく「医師」としてまとめられていますが、以下のような診療科と仕事内容に分けられます。 ●内科医 内蔵・神経・血液などの病気を診断して、薬物療法や食事療法などにより治療を行います。内科医は脳神経内科・循環器内科・消化器内科・呼吸器内科など、さまざまな専門分野に分かれています。 ●外科医 手術などによって患者の病気や外傷の治療を行います。外科医は脳神経内科・心臓血管外科・消化器外科・整形外科などに分かれていて、それぞれの専門分野に応じた知識や技術が必要です。 ●精神科医 統合失調症・うつ病・ストレス障害・不眠症・拒食症・自閉症・認知症・アルコールや薬物の依存症などの治療を行います。認知行動療法・行動療法・認知療法など心理療法を組み合わせた治療や、薬を用いた薬物療法も行います。 ●小児科医 小児期の病気を診断し、痛みやつらさを最小限にするための治療を行います。発達に応じた養育のコツを保護者に指導・啓発したり、子どもや家族の背景に沿って健全な養育方法を一緒に考えたりすることも大切な業務です。 ●産婦人科医 妊娠・出産に関する医療や、女性特有の疾患の診断・治療を行います。大病院では産科医・婦人科医に分かれる場合が多く、産婦人科の医院やクリニックなど開業医の場合は両方の診療を行う場合が多いようです。