音と緑と街との関係 from ototabito #2-1【北海道大樹町|コスモール大樹】
音と緑と街との関係 from ototabito #2-1【北海道大樹町|コスモール大樹】
ランドネ本誌で連載を続けるミュージシャンのKeishi Tanakaさん。2024年6月から、連載のシーズン3として「音と緑と街との関係」をスタート。本誌ではKeishiさん本人とその街との関係について読むことができます。そして、こちらのWEB版ではさらにおすすめのスポットを3回に分けて紹介してもらいます。 Keishi Tanakaさんの連載が掲載されている最新号は、こちら! >>>『ランドネNo。137 11月号』。
絶品ソフトクリームが食べられる道の駅
僕の視点から、音と緑と街との関係を描いていく新連載。ふたつ目に選んだ街は僕の故郷、北海道の大樹町である。本誌では、8月に町のお祭りでライブをした話を中心に書き連ねた。 そして、こちらのWEB版で紹介するのは、道の駅「コスモール大樹」。 どこの街でも、道の駅にはその街を知るきっかけがたくさんある。地図やパンフレットもあるし、どんな名産品があるかもわかる。とてもおもしろいスポットだ。 大樹町の街の花はコスモス。それでコスモールという名前がついている。そして入り口の看板がなんとも地味というか、あまり主張をしない感じも、僕からすれば大樹町らしさに見える。 店内も広くはなく、こじんまりとはしているが、大樹町だけではなく十勝の名産品を買うことができる。また、僕が物心ついたときから宇宙の研究をしていた街でもあるため、一角には宇宙関連の展示スペースもある。 地元なだけあって、名産品コーナーには友人の農家が作っている商品もある。坂根牧場のブランド「乳life」のチーズもそのひとつである。全国のどの農家の方も、本当に一生懸命に作物を育て、牛や鶏を育てて、僕らの人生を支えてくれている。そんな気持ちにさせてくれるのもまた農家の友人であり、そのひとりが坂根さんなのだ。 僕がコスモールを紹介したいと思った最大の理由は、坂根牧場の牛乳を使ったソフトクリームが食べられること。 冒頭にも写真をあげたが、「放牧牛乳ソフトクリーム」は絶品である。なるべくストレスをかけず、愛を持って育てられた牛のミルクで作るソフトクリームを、ぜひ食べてみてほしい。 コスモール大樹 。