ロッテ・藤原 朗希超えスターに 吉井監督期待「突き抜けて活躍する選手出てほしい」
ロッテの藤原がチームの“顔”に名乗りを上げた。ZOZOマリンで自主トレを行ったチーム屈指のイケメン外野手は「入団する前からスター選手がいないといわれてきた。優勝するチームは絶対にスター選手がいますし、(ヤクルトの)村上さんとか、そういうチームを代表する選手を目指したい」と宣言した。 18年ドラフトで3球団競合の末にロッテ入り。6年目の今季はオープン戦で右膝蓋骨(しつがいこつ)骨折して出遅れたが、6月28日に1軍登録されると、74試合の出場ながら、打率・290、2本塁打21打点と結果を残した。「個人の成績もそうですけど、初めて優勝したいって思いが自分の中でも出てきた」と主力としての自覚も芽生えた。 チームは2年連続でCSに進出したものの、優勝したソフトバンクとは18・5ゲームの大差。それを埋めるため、吉井監督は「シンプルに個々のレベルを上げてもらうしかない」と全体的な底上げを願い、さらに「いわゆるスーパースターの選手がいないので、そこですよね。突き抜けた活躍のできる選手が1人でも多く出てきてほしい」と続けた。 スター候補は藤原、安田、高部ら。指揮官は「彼らもアマチュア時代はスーパースターだった。そこからどれだけ伸びるかですよね」とし、特に藤原に関しては「突き抜けそうだったんですけどね。ちょっと故障もあったんで」と大きな期待を寄せている。 今季から取り入れている2ストライクに追い込まれてからのノーステップ打法は、動作解析で「体のバランスというか、1番きれいに使えている」と効果が実証され、今後も継続していくが、オフには足を上げても同じような同じスイングができるよう体幹などを強化していく。「3割打てれば、おのずと(本塁打を)10本は打てるという認識でやっている。3割、2桁を狙っていきたい」と来季を見据えた。