マンU、MFウガルテ獲得に向けてPSGと交渉継続…買取義務付きレンタルの可能性も?
マンチェスター・ユナイテッドがパリ・サンジェルマン(PSG)所属のウルグアイ代表MFマヌエル・ウガルテの獲得に向けた動きを強めているようだ。21日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。 昨シーズンのプレミアリーグで過去最低の8位に沈んだマンチェスター・ユナイテッドは、今夏の移籍市場で大型補強を敢行。新たなストライカーとしてオランダ代表FWジョシュア・ザークツィーを獲得したほか、脆弱だった最終ラインにはオランダ代表DFマタイス・デ・リフト、U-23フランス代表DFレニー・ヨロ、モロッコ代表DFヌサイル・マズラウィと3人の即戦力を加えた。 戦力強化に成功したマンチェスター・ユナイテッドだが、ブラジル代表MFカゼミーロの去就が依然として不透明となっていることもあり、守備的MFの補強を検討してる模様。PSGで絶対的な地位を築けずにいるウガルテに関心を寄せ、すでに個人合意に達しているとも報じられている。 報道によると、マンチェスター・ユナイテッドは今夏のウガルテ獲得に向けてPSGとの交渉を続けているとのこと。未だクラブ間合意には達していないものの、選手本人が移籍を望み、PSG側が売却に前向きであることから、すべての関係者が交渉成立への自信をのぞかせているようだ。両クラブともにウガルテの完全移籍に向けて話し合いを進めているものの、買い取り義務付きのレンタル移籍という選択肢も検討されているという。 今夏にはイングランド人FWメイソン・グリーンウッドや同DFアーロン・ワン・ビサカらを売却しているマンチェスター・ユナイテッドだが、8月末の移籍市場閉幕までにさらに数人が退団する可能性があるという。新たな退団者が出た場合には、ウガルテの完全移籍の可能性が高まると『スカイスポーツ』は指摘している。 現在23歳のウガルテは母国のCAフェニックスでプロデビューを飾り、ポルトガルのファマリカンを経て、2021年夏にスポルティングへ完全移籍加入。同クラブでは公式戦通算81試合に出場し、在籍2年目は日本代表MF守田英正ともプレーした。昨年夏にはPSGへ移籍し、2023-24シーズンは公式戦37試合に出場し3アシストをマーク。2021年9月にデビューしたウルグアイ代表でも中盤の主軸として活躍している。 なお、PSGはウガルテの移籍金として5100万ポンド(約97億円)程度を要求しているという。マンチェスター・ユナイテッドはより安価での獲得を希望しているため、今後もクラブ間での交渉が続く見込みだ。
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