【レリゴーだけじゃない!】「アナと雪の女王」名曲だらけの楽曲まとめ 本日、金曜ロードショーで放送
「モアナと伝説の海2」の公開を記念し、3週連続でディズニーのアニメーション作品を放送している日本テレビ系「金曜ロードショー」。本日11月29日は、世界中に“レリゴー旋風”を巻き起こした大ヒット作「アナと雪の女王」が放送される。 【フォトギャラリー】「アナと雪の女王」場面写真 本作は、運命に引き裂かれた王家の姉妹が、凍てついた世界を救うため冒険を繰り広げるミュージカルファンタジー。ディズニー初となるダブルヒロインを迎えて、第86回アカデミー賞では長編アニメーション賞、そしてイディナ・メンゼルが歌う主題歌「レット・イット・ゴー~ありのままで~」が歌曲賞に輝く2冠を達成した。さまざまな魅力を秘めた作品だが、何と言っても印象に残るのが、クリステン・アンダーソン=ロペスとロバート・ロペスによる名曲の数々。この記事では、「アナと雪の女王」を彩る楽曲リストをご紹介する。 ※本記事には、「アナと雪の女王」のネタバレとなる箇所がありますので、未見の方は十分にご注意ください。 ●「雪だるまつくろう」(原題:Do You Want to Build a Snowman ?) 生まれつき、手に触れるものを凍らせる特別な力を持つアレンデール王国の王女エルサは、8歳になったある夜、誤って妹のアナに魔法を当ててしまい、危険な目に遭わせてしまう。この出来事をきっかけに、エルサは日増しに強くなる魔法の力を世に知られぬように、部屋に閉じこもり、誰とも触れ合わず自分を抑える日々を送ることに。 一方、命を救ってくれたトロールによって、当時の記憶を消されたアナは、仲良しだった姉が突然自分を避けるようになったことに、戸惑いと悲しさを覚える日々を送っていた。かつては、エルサの魔法の力で氷を張ってスケートをしたり、雪だるまのオラフを作ったり、仲良く遊んでいた姉妹。「雪だるまつくろう」は、明るいメロディにのせ、アナがエルサを遊びに誘う楽曲で、大好きな姉への思いをこめて歌うアナと、妹を愛するがゆえにドアを開けられずにいるエルサの、もどかしい心のすれ違いを表現している。 ●「生まれてはじめて」(原題:For the First Time in Forever) 成人したエルサはアレンデールの女王として即位し、閉ざされた門を開いて戴冠式が行われることに。この日は、アナにとっても特別な一日であり、朝からドレスアップし、お城のなかを嬉しそうに駆け回る。そんな胸躍る気持ちが表現されたワクワクする楽曲には、同時にエルサの不安と緊張も交差しており、作品序盤の印象的なクライマックスになっている。 ●「とびら開けて」(原題:Love Is an Open Door) 新たな日々の幕開けに、心ときめかせるアナは、招待客である王子ハンスと出会って、急速に仲を深めていく。「とびら開けて」はウキウキするようなメロディにのせて、出会ったばかりのアナとハンス王子の美しい歌声が重なるデュエット曲。間奏で「あ、また揃った」と言葉を交わし、見事なシンクロダンスを披露する姿がとても楽しげ。歌詞からは、それまで孤独を抱えていたアナが、運命の人に出会えた喜びを爆発させる様子が伝わってくる。曲が終わる頃には、なんと結婚の約束も。しかし、その後明らかになるハンス王子の“正体”を知ると、いろいろ考えさせられてしまうかも!? ●「レット・イット・ゴー~ありのままで~」(原題:Let It Go) 魔法の力を隠し、戴冠式を無事に終えたエルサだったが、アナとハンス王子の突然すぎる結婚には大反対。アナも閉鎖的な生活への嫌気や、姉に対する複雑な気持ちから、姉妹は口論を始めてしまう。そして、手袋を奪われたエルサの魔法がとっさに暴発。王国中を雪と氷の町に変えてしまい、その場から逃げ出してしまった。 ノースマウンテンにたどり着いたエルサは、ありのまま、ひとりで生きていくと決意。ここで歌われるのが、第86回アカデミー歌曲賞をはじめ、「アナ雪」現象を巻き起こした代表曲「レット・イット・ゴー~ありのままで~」だ。力強いメッセージと歌声が、あらゆる世代を魅了する名曲は、ディズニープラスの音声言語を切り替えれば、日本版キャストの松たか子、英語版のイディナ・メンゼル、どちらの歌唱も味わうことができる。 楽曲の魅力に加えて、ノースマウンテンでの雪と氷の映像美、魔法の力で建てられる氷の城の荘厳さ、エルサの生き生きとした表情の変化など、名シーンが凝縮。アナとの思い出の雪だるま・オラフを生み出すシーンも見逃せない。 ●「トナカイのほうがずっといい」(原題:Reindeer(s) Are Better Than People) 温暖な気候だったアレンデールにかけられた、雪と氷の魔法を解くため、アナは国政をハンス王子に任せて、エルサを連れ戻すために旅立った。その道中で出会ったのが、自然を愛する氷売りの山男・クリストフと、彼の相棒であるトナカイのスヴェン。彼らは幼い頃から、寝食をともにしてきた間柄だ。「トナカイのほうがずっといい」は、そんなクリストフとスヴェンの、気の置けない親友関係をユーモアたっぷりに表している。 ●「あこがれの夏」(原題:In Summer) アナが旅の途中で出会うオラフは、エルサの魔法によって生まれた雪だるま。姉妹にとって、幼い頃の楽しい思い出が詰まった存在で、ファンにとっても「アナ雪」随一の愛されキャラクターだ。雪だるまなのに夏が大好きというのも、オラフの愛すべき点で、彼が恋焦がれる夏への思いを“イケメンボイス”で歌い上げる「あこがれの夏」も名曲のひとつ。キャラクターの魅力をさらに引き出すという意味でも、出色のナンバーだ。 ●「愛さえあれば」(原題:Fixer Upper) アレンデール王国から離れたリヴィング・ロックの谷に住む妖精のトロールたちは、その不思議な力で、幼いアナを救ったこともある重要なキャラクター。再び、エルサの氷のかけらが心に刺さってしまったアナは、クリストフに連れられて、トロールたちと再会を果たす。 しかし、トロールたちは、家族同然のクリストフが花嫁候補を連れてきたと勘違いして、大盛り上がり。もともと、おせっかいを焼くのが大好きな彼らは、アナとクリストフの仲を取り持つべく「愛とは何か?」と歌い出し、最後にはオラフも加わる大合唱に。岩のように転がったり、積み上がったりと、連携の取れた見事なパフォーマンスも見どころになっている。