【バレー】男子日本代表、ドイツにフルセットで敗れ、黒星スタート パリ五輪
パリ五輪男子バレーボール競技は27日、フランス・パリで予選ラウンド第1戦を行い、日本はドイツと対戦。フルセット(17-25、25-23、25-20、28-30、12-15)の末惜敗し、黒星発進となった。 日本チームのスターティングメンバーは、西田有志、小野寺太志、山内晶大、関田誠大、髙橋藍、石川祐希(主将)、リベロ・山本智大。 第1セット、ドイツのブロックが機能し、グロゼルの2本のサービスエースで2-9と相手に連続得点され、日本は2度のタイムアウトを使い果たす。その後、西田の攻撃やブロックで日本は反撃を試みるも、その後もグロゼルのサーブが走り、ブレーメらミドルの攻撃も効果的に決まり、日本は17-25でセットを落とす。 第2セット、西田のブロック、髙橋藍、石川の攻撃で3-1とリード。その後、ドイツに追いつかれ、一進一退の攻防となる。9-12とリードされ、日本がタイムアウト。タイム明けに西田のサービスエースなどで13-12と再度逆転したところでドイツがタイムアウトをとる。その後、ドイツが3連続得点し、セット後半も拮抗した戦いとなる。髙橋藍がスパイクを決め、20-20としたところでリリーフサーバーに甲斐優斗を起用。サーブで崩して21-20。石川のバックアタックで23-22とするがドイツはグロゼルが得点し、同点に。ここから髙橋藍と石川が決めて、25-23で日本がセットを取り返した。 第3セット、山内の2本のクイック、ブロックなどで日本が7-2とリード。ドイツはブレーメのクイックなどで応戦するが、西田、石川の攻撃で日本がリードを保つ。セット終盤は小野寺がブロック、クイック、サービスエースで活躍。最後は石川が決めて、25-20で日本がセットを連取し、セットカウント2-1とした。 第4セット、日本が西田のサービスエースなどでリードするが、ドイツはカーリツェクらの活躍で逆転。15-17の場面で日本はタイムアウトを使い果たす。タイム明けもカーリツェクとグロゼルに決められ、日本は西田に代えて宮浦健人を投入する。山内のブロックで17-19、石川のバックアタックで21-21と同点に。しかし、ドイツも一歩も引かず、デュースにもつれ込む。宮浦のサービスエースで28-27とセットポイントを握るが、石川のバックアタックをブレーメに止められ、最後もアウトになり、28-30でセットを落とし、試合はフルセットに。 第5セット、宮浦をスタートから起用。ドイツのサーブ&ブロックが機能し、3-7とリードを奪われる。日本は石川に代えて大塚を投入し、西田もコートに戻す。4-8とドイツリードでコートチェンジ。小野寺の攻撃で5-8となったところで石川をコートに戻し、その石川が6点目、西田が7点目を決めて、ドイツがタイムアウト。日本は11-12まで追い上げるが、最後はカーリツェクにフェイントを決められ、12-15。フルセットの末、惜敗した。 次戦は31日、日本時間20時からアルゼンチンと対戦する。