近所の70代はみんな仕事をしています。「年金だけ」で生活するのは困難なのでしょうか?
70歳以上でも働き続ける目的
内閣府政府広報室の「国民生活に関する世論調査の概要」によると、70歳以上の人が働く目的は以下の通りです。 ●お金を得るために働く:39.7% ●社会の一員として、務めを果たすために働く:16.1% ●自分の才能や能力を発揮するために働く:8.5% ●生きがいをみつけるために働く:24.9% ●無回答:10.7% 同調査から、年金だけでは生活が厳しい、または生活に余裕が欲しいなどの理由で、お金を得るために働く70代が一定数いることが分かります。一方で、お金を得るため以外の理由で仕事を続ける人もいます。
70代の大半は年金だけでの生活がギリギリまたは困難! 働く目的は人それぞれ
今回参照した調査結果によると、70代で年金だけで問題なく生活できる人は12.1%で、生活にゆとりがない、または生活が厳しいと回答した人は87.9%と大半を占めていることが分かりました。年金だけでは不十分だと考える人は、仕事を続けることが選択肢のひとつになるでしょう。 ただし高齢になると、人によっては業務内容や責任の程度が軽くなり、年収も現役時代より低くなることが考えられます。 70代で仕事をしている人がみんな「年金だけでは生活できない」という理由で働いているとは限りません。お金を得る以外にも、社会の一員として務めを果たすため、自分の才能や能力を発揮するため、生きがいをみつけるためなどの理由で働く人もいます。 出典 金融広報中央委員会 知るぽると 家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和3年以降) 各種分類別データ(令和5年) 統計表の番号50 年金に対する考え方 独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構 70歳雇用推進マニュアル~高齢社員戦力化のススメ~ 第3章 70歳までの雇用推進に向けて必要な施策 2 賃金・評価制度の整備 (2)活用方針を考える(17ページ) 国税庁長官官房企画課 令和5年分 民間給与実態統計調査 -調査結果報告- II 1年を通じて勤務した給与所得者 2 平均給与 〔年齢階層別の平均給与〕(21ページ) 内閣府政府広報室 「国民生活に関する世論調査」の概要 3 生き方、考え方について (2)働く目的は何か(88~89ページ) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部