涙、夏への闘志に 星稜帰郷、きょう再始動 /石川
<センバツ2019> 第91回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)に出場した星稜は、2回戦敗退から一夜明けた29日、金沢市内の同校に戻った。山瀬慎之助主将(3年)は「いつまでも下を向いていられない。夏(の甲子園)に優勝するため、新たにスタートしなければ」と力を込めた。チームは30日から再始動する。 【熱闘センバツ全31試合の写真特集】 2回戦の習志野(千葉)戦は打線がつながらず、1-3で逆転負け。林和成監督はこの日出発前、大阪市の宿舎で取材に応じ、「特に新3年生はここに全てをかけていただけに、泣きながら部屋を訪ねてきた選手もいた」と明かした。周囲の期待が高かった分、喪失感も大きい。林監督は「どうやって立て直していくか」と話した。 1回戦で履正社(大阪)から17三振を奪って完封した奥川恭伸投手(3年)は、収穫を手にしながらも「勝負どころで(制球の)精度が落ちてしまうところがある」。習志野戦についても「調子が良くても悪くても勝ち続けなくては」と、目標を高く設定していた。【岩壁峻】