「この負けがオリンピック前で良かった」バスケ男子日本代表が韓国との強化試合に惜敗も、富永啓生は前向き「まだ時間はある」<DUNKSHOOT>
7月5日、バスケットボール男子日本代表は、国際強化試合として有明アリーナで韓国代表と対戦。最大20点のビハインドから第4クォーターに猛追を見せるも、84-85で惜敗した。 【動画】20点差から怒涛の猛追!日本vs韓国戦ハイライト この試合、ベンチから登場した富永啓生は12分28秒のプレータイムで6得点、1リバウンド、3スティールを記録。リム周辺で得点を重ねたものの、代名詞の3ポイントは3本放って1本も決めることができなかった。 ゲーム後、囲み取材に応じた富永は「前半の20分、向こうのペースでバスケットが流れてしまい、自分たちは何もできなかった。オリンピックでああいう20分をやってしまったら絶対に追いつけないと思いますし、出だしから最後まで自分たちのバスケットを貫き通さないといけないと思いました」と試合を振り返った。 その言葉通り、チームは前半終了時点で35-46とスロースタート。さらに試合を通じて相手に3ポイントを成功率5割(11/22)で決められ、リバウンドでも37-40で競り負けたように、この試合の課題については「ディフェンスやリバウンド、あとは3ポイントも打たれすぎた。オフェンスでは追い上げている時のターンオーバーはつらいので、そこは修正したいです」と反省を述べた。 個人として状態は上がっているようで「今日はプレータイムが少なかったのもあるけど、コンディションは上がっていると思う」と話した富永。ただ、「もっと3ポイントを決めて、よりアグレッシブにいかなければいけない」と修正点も口にした。 チームはもう1試合、7月7日にも同じ韓国相手に強化試合が行なわれる。次戦に向けては「(この試合の)前半はなかなかチームとして一体感が欠けていた。そこは修正して、次の試合は前半から速い展開の、自分たちのバスケットをやっていかなければ」と語った。 とはいえ、あくまでこれは強化試合。「(焦りは)ないですね。まだ時間は全然ありますし、この負けがオリンピック前で良かった。負けた試合こそ反省点が多くなるし、改善できる点が出てくるので、そこをしっかり改善できればどんどんレベルが上がっていくんじゃないかなと思います」と話したように、この敗戦を糧に、大舞台に向けてさらにチーム状態を上げてほしいところだ。 構成●ダンクシュート編集部
【関連記事】
- 富永啓生がNBA入りへ前進!ペイサーズとエグジビット10契約締結、トレーニングキャンプ参加へ<DUNKSHOOT>
- 【男子バスケ】「みんなこのクレイジーな勝利を見ろ!」韓国が日本への“まさかの番狂わせ”で母国ファン歓喜「本当にうれしい」「韓国代表もオリンピックに出られる?」
- 日本代表、パリ五輪勝利のカギは「八村塁に頼らないバスケット」。河村勇輝と富永啓生の“23歳コンビ”に期待される遂行力<DUNKSHOOT>
- 「スゲェェェェ!」男子バスケ八村塁が日本でもみせた“一流のファンサービス”に興奮の声!「半端ない貫禄」「カッコ良すぎてとろけそう」
- 「マネしちゃいけない笑」男子バスケ日本代表“和製カリー”の驚愕ステップバック3Pに渡邊雄太が愛あるイジり「富永啓生だから許される」