実りの多かったソフトバンクの凱旋試合 V決まっても繰り広げられる激しいサバイバルレース
◆ソフトバンク2-0西武(25日、みずほペイペイドーム) あと一人まで迫った偉業こそ逃したが、実りの多い凱旋(がいせん)試合となった。23日に大阪でリーグ優勝を決め、移動日を挟んで本拠地での一戦。史上6度目となる継投によるノーヒットノーランは9回2死で途絶えたが、5投手の完封リレーで5連勝を飾った。 ■尻もちスロー!鷹のジーターが魅せた【写真複数】 小久保監督は「和田も中継ぎで試しながらね。新しい戦い方を探っていく中で収穫の多い試合だったんじゃないですかね」とうなずいた。新しい選手も加わり、ポストシーズンに向けて、次なる競争のゴングが鳴った。 中継ぎとして1軍に戻ってきたベテランの和田毅は6回に登板した。1イニングを無安打無失点。最速は146キロを計測し、通算332試合目での初ホールドを挙げた。球団最年長記録のおまけ付き。指揮官は「(スピード)ガンより速いのが特長なので、そこはもうちょっと求めたい」と説明した。 野手陣でも新しい力がアピールに成功した。シーズン途中に加入したダウンズが来日初昇格初先発。1失策を喫したが、二遊間の守りと来日初安打もマークした。初昇格の谷川原健太も初打席で右翼後適時三塁打。「1年間、筑後でやってきたことを出すという強い気持ちだった」と力を込めた。 小久保監督は「クライマックスシリーズ(CS)に入るメンバーをこれから全部選ぶので」と競争をあおった。優勝が決まっても激しいサバイバルレースが繰り広げられる。(小畑大悟) 【#OTTOホークス情報】 【おすすめ記事 優勝特集】 女性関係の不祥事で大批判…山川穂高を支えた妻の一言、小久保監督の長男&長女が父に贈る言葉、秋山幸二さんが語る小久保采配など西スポWEB OTTO!が総力取材したとっておき優勝記事がたっぷりです。 ▼下記の関連記事から▼
西日本新聞社