大阪市・松井市長が定例会見5月8日(全文1)G20時の交通規制に協力を
どのような方法でG20を万博の弾みにするのか
朝日新聞:朝日新聞の半田です。お願いします。G20の絡みで、万博開催の弾みっていうような、さっき発言があったかと思うんですけど、例えばG20、パビリオンを立てたりとかそういう権限を持った人がいっぱいいらっしゃると思うんですけど、どういう弾みにしたいとかっていうのはお考えありますか。 松井:いや、それはもう、各国要人・責任者来られるわけだから。これは僕が言うよりも安倍総理がたぶんおっしゃると思いますけども。今度、南港でG20が行われるわけですよ。南港の会場でね、インテックスで。もう、歩いて行ける距離のところに夢洲があるわけですから、各国の代表に、本当にこのすぐそばで、2025年、「いのち輝く未来社会」というのをテーマにした、そういう万博が行われるんで、ぜひ各国のご参加をお願いしたいということを総理から伝えられると思います。 それから各国首脳と一緒に世界中のメディアが来られるわけですから、その皆さん方がこのG20を安全に大成功させれば、日本、大阪に対して、というかその評価はもう格段にまた上がるし。今、知名度上がってきましたよ。大阪はこれだけインバウンドのお客さんも増えて。ただそれプラスやっぱり都市格も上がるんでね、G20で。そのことでさらなる海外のお客さん、インバウンド増加につながると。それを2025年にもつなげていきたいと思っています。 朝日新聞:安倍首相はもちろんやられると思うんですけど、松井市長ご自身も何かそういう【***00:10:52】はあるんでしょうか。 松井:いや、それは僕も地元歓迎レセプションでは各国の皆さん、ご招待をして、各国の皆さんに大阪の素晴らしさ、都市の魅力を伝えていきたいと、こう思っています。 司会:ほか、ございますでしょうか。時事通信。
高齢ドライバーの事故をどう受け止めているのか
時事通信:すいません、時事通信の【ナカジマ 00:11:19】です。高齢者のドライバーによる事故が多発していることについてお伺いします。連休前から兵庫の三宮ですとか、東京、池袋、また本日は、運転手、60、50代と聞いていますけれども、滋賀の大津でも事故がありました。こういうことについて、原因も含めて市長がどう受け止めているかお願いします。 松井:その事故1つ1つ、それぞれの事故において原因は違うと、僕はそう思っていまして。今日の滋賀、大津の事故はまだ詳細、僕もメディア情報しかないですけど、交通事故、要は高齢だという、そこまで決め付けるのかどうかっていうのは別にしてね。ただやっぱり、僕ももう今、車の運転してませんが、50超えてからはやっぱり非常に視界は狭くなってきてるしね。体の反応が鈍くなるというのは、これは加齢とともにもう、全ての人に当てはまる現象だと思ってますから。 まさに先ほどのスマートシティの話じゃないですけど、まずは技術的には自動運転、こういう技術を高めていく、進歩させる。それからやっぱり意識ですよね、1人1人。大丈夫だという意識で運転されてるんだと思うけども、やっぱり自分自身が加齢によって運転するポテンシャルが低下してることを、まず自覚をやっぱりしなければならないと思っています。 だから、これはわれわれ都市で生活してるもんは、公共交通機関でいいじゃないかという話があるかもしれないけど、やっぱりそういう都市部でないところ、田舎と言うと失礼になるけどね。あまり公共交通機関が発達してないところについて、やっぱり高齢者の皆さんがどういう生活をするべきかと。そういうところに先ほどのスマートシティのドローンでの配達だとか、そういう技術を駆使しながらね。 まだまだ大丈夫という感覚をもう、僕は55で今、自分でそう思ってるけど、60過ぎるとまだまだ大丈夫という感覚をやっぱりちょっと、自分自身で見直してもらいたいと思ってますね。70過ぎると、できれば運転ということをちょっと控えていくとか。それからやっぱり今は自動ブレーキの性能が非常に上がってますので、それはそんなこと言っても、自動ブレーキのそういう車に買い替えるとお金掛かるじゃないかと言われるけどね。 人の、被害者の立場に立つというか、これ、いつ誰が加害者になるか被害者になるかも分からないわけだから。それを考えればやっぱり多少の投資はして、70を超えれば自動ブレーキの車に乗ってもらいたいと、今の時点でもね。そう思います。