大阪市・松井市長が定例会見5月8日(全文1)G20時の交通規制に協力を
G20の交通規制、観光への影響をどう考えているのか
共同通信:共同通信の【タカツ 00:02:38】と申します。お願いします。今回の大規模通行止めに伴って発生が予測されている交通渋滞では、今、大阪を賑わせている訪日外国人客の観光などにも当然関連してくるかと思うんですが、そちらへの影響はどのようにお考えでしょうか。 松井:これは今、多くのインバウンドのお客さんが来られています。その皆さまへの影響を極力小さくするために、交通総量規制などの周知徹底を図るとともに、関係機関とも連携をしながら訪日外国人に対し、サミット開催へのご理解、ご協力を呼び掛けていきたいと思っております。 共同通信:ありがとうございます。今回、交通総量50%削減ということで、市民生活にも大きな影響が出ますけれども、あらためて市民に呼び掛けたいことなどあればお願いいたします。 松井:このG20大阪サミットを開催するためには、まずは市民の皆さんのご理解とご協力が不可欠であります。 開催期間中、6月の27日から各国要人がお帰りになるまでの30日までの間、大阪各地においてさまざまな規制がなされます。市民の皆さんには日常生活においてご不便をお掛けするかもしれませんが、このG20サミットを安全に成功させることが大阪の都市格を上げることにつながりますし、ひいては先ほども申し上げました2025年万博を成功させることにつながり、それがイコール大阪市民の皆さんの利益にもつながってくると思ってますので、何とぞご理解をいただきたいと思います。 また、細かな情報につきましてはSNS、それからポスター、それから市広報誌、それからテレビCM等々を活用させていただいて、丁寧に情報を発信していきたいと思っています。 共同通信:ありがとうございます。幹事社からは以上です。 司会:ほかに質問のある方。
スマートシティ構想のスケジュール感は?
産経新聞:産経の有川です。G20関連なんですけど、1回の大規模な国際会議で終わらせるのではなくて、のちのち市民であったりとか子供たちにとって有益な学習材料とか、レガシーみたいなことについてはどのようにお考えですか。 松井:これは吉村市長の時代にG20というのは、こういう会議ですと。要は外形的にも含めて、中身の議論も国際社会のさまざまな問題を議論される場ですよということで、吉村市長時代に大阪市の小中学校にG20サミットの内容を伝えております。あれ、子供たちが集まってサミット会場を見学するというのもあったかな。 女性:アフターサミットということで会議後、予定しております。 松井:だからそういうことを通じて、世界のさまざまな課題について会議をするということの重要性を、次の世代、子供たちに伝えていきたい、こう思っています。 産経新聞:それに関連してといいますか、府と連携してスマートシティの構想も5月から始めたいというふうにお伺いしてますけども、もう一度そのスケジュール感について教えていただければと思います。 松井:これはまず副首都推進本部会議でスマートシティ推進会議という、そういう協議の場を設けて、これ、専門家の皆さんを招いて、より具体的にスマートシティの取り組むべき内容、スマートシティって一言で言っても、よく連想されるのは自動運転の車であったり、それからドローンでものを運ぶだとか、そういうことでしょうが、それ以外にスマートシティってたくさん取り組む内容がありますので、そういう具体的な取り組むべき内容をスマートシティ戦略会議で、具体的なものをつくっていきたいと。それをどう実行していくかは、これは大阪府市一体で、副首都推進本部会議になると思いますけど、その場で実行計画について決定していきたいと、こう思っております。 スマートシティということで取り組んでいる、世界各国の事例もありますから。僕はこの間、吉村知事とも話してたのは、世界各国やってることは日本ですぐにでも取り組めるんじゃないかなと、こう思っておりまして。世界各国の事例を今、上山顧問に集めていただきたいということもお願いしてます。 産経新聞:具体的な予算への反映というのは来年度になるということで。 松井:それはそうなります。要は何をやるかで予算が決まっていくわけですから。何をやるか決めてないのに予算だけ、枠だけ取っても仕方がありません。 産経新聞:ありがとうございます。 松井:はい。 司会:朝日新聞。