日本とフランスでこんなに違う「パリジェンヌスタイル」。ボーダーに赤い口紅は見かけない
ドキッとするような「真っ赤な口紅」
雑誌などで「パリジェンヌ・スタイル」という特集を見ているとボーダーTシャツやベレー帽と同じくよく見かけるのがドキッとするようなセクシーな真っ赤な口紅です。シンプルなモノトーンのボーダーTシャツに黒いパンツとブーツ、それに真っ赤な口紅をしているイメージです。 実際には、真っ赤な口紅は昼間にはあまり見かけません。仕事が終わって、夜にディナーやパーティがあるときに、洋服を変える時間がなくてもさっとルージュを引いてパーティモードに自分を盛り立てる。そんなときに使われる気がします。 普段フランス人は、人に会うとビーズ(両頬へのキス)の挨拶をするので真っ赤な口紅をする機会は限られると思います。 でもフランス人女性が真っ赤な口紅で意中の男性の頬にキスマークを残して「ごめんなさい」と言いながらその男性の頬に触れる、なんていう場面は実際見たことがあり、ドキドキしました。
どのアイテムも使うには「バランス」が大切
ボーダーTシャツも、ベレー帽も、赤い口紅も確かにパリジェンヌの持ち物のなかには存在するとは思いますが、大切なのはそのバランス。3つすべてを身につけて外出してしまうと、パリジェンヌ・コスプレになりかねません。上手に取り入れてみたいですね。
ペレ信子