JAL、子供が主人公になれる絵本 ベンチャーと協業
日本航空(JAL/JL、9201)は、子供自身が物語の主人公になれるオリジナル絵本を開発した。スタートアップ企業などを対象にJALが開催した社外ビジネスコンテスト「JAL Wingman Project(JALウイングマンプロジェクト)」の最終選考に進出したSTUDIO BUKI(東京・世田谷区)の技術を活用した。 【写真】子供が主人公になれるJALの絵本 JALによると、旅を通じた発見や感動を子供の自尊心向上につなげるとともに、絵本を読み聞かせする時間を通じて、親子のコミュニケーションを深めるようにしたいという。 第一弾の絵本は「海外旅行」をテーマに名称を「はばたけ!〇〇がせかいで見つけたたからもの」とし、“〇〇”には注文時に入力した名前が印字される。推奨年齢は4歳から10歳で、主人公の名前や強み、旅行先を選択でき、物語がその子だけのストーリーに変化。絵本の中に子供の写真やメッセージを入れることもできるようにした。 税込価格はソフトカバーが5980円、ハードカバーが6980円で送料別。申し込みはJALオリジナルパーソナライズ絵本販売サイト「It’s Yours!」から。 JAL Wingman Projectは、2023年7月に始まった社外向けビジネスコンテスト。最優秀賞に選ばれた企業と協業し、非航空領域での新規事業創出を狙う取り組みで、東京・天王洲のJAL本社近くにある研究拠点「JALイノベーションラボ(JAL Innovation Lab)」で研究を重ねる。
Tadayuki YOSHIKAWA