「喜びや豊かさを与えてくれる海を守るために」パタゴニアが製作したショートムービー6選
生きとし生けるもの (8分)
『生きとし生けるもの』は、パタゴニアのクリエイティブ・パートナーであるネーザン・オールドフィールドと、サーファー、デイヴ・ラストヴィッチによるサーフフィルム。本作はノース・コーストで秋のうねりが長く続いた朝に連続して撮影され、華麗に波に乗るデイヴ本来の姿を現している。 冒頭に朗読されるのはメアリー・オリバーの詩『Wild Geese-野生の雁』。終盤には透き通った美しい海を漂うイルカの群れの姿も映し出されている。自然との共生とは何なのか、あらためて考えさせられる作品だ。
プラスティコ (13分)
チリ海岸の沖800キロに有名な漂流者の名前がついた小さな島がある。そこは豊かな海とパワフルな波に囲まれた荒涼とした場所。 レア・ブラッシー、ラモン・ナバロ、コール・クリステンセンがサーフィンのためにそこを訪れたとき、彼らは粗暴な天気と風に手こずった。 しかし彼らはその島が与えてくれるのは良い波だけではないことも発見し、セッションの合間に島民がいかにしてその野生の海域と漁場を上手く保護しているのかについても学んだ。そうしたなか、アレハンドロ・セルカーク島ではよそ者を「プラスティコ」と呼んでいることも知る。 その理由は、このフィルムを観ていただければと思う。
変われば、変わるほど (26分)
ネイサン・マイヤーズ監督の『変われば、変わるほど(The More Things Change )』は、ジェリー・ロペス、デーブ・ラストヴィッチ、ロブ・マチャド、リザール・タンジュンのサーフィンに焦点を当てた。 サーファーであるジェリー・ロペスが1974年に初めてウルワツでサーフィンしたとき、この伝説的なバリ島の波は手つかずで、魅惑的かつ人の気配はまったくなかったそうだ。40年ぶりにウルワツに戻ったジェリーは、そこが騒がしく、開発された場所になっていることを知る。しかしながら、サーフィンとヨガで一週間過ごしたジェリーは、いまも存続するその土地の精神とつながっていく。 近年の人気上昇により、ウルワツ地域には多大な環境的負担がかかっている。その負担を軽減し、地域の素晴らしい自然を元の姿に戻す取り組みを続けるジェリーの姿にも目を向けてみてほしい。