【福岡ボート G1福岡チャンピオンカップ】瓜生正義 17年ぶり福岡周年V 3年ぶりGP制覇へ弾み
ボートレース福岡のG1「福岡チャンピオンカップ開設71周年記念競走」は13日、12Rで優勝戦が争われ、1号艇の瓜生正義(48=福岡)が他艇を寄せ付けず逃走。3月31日の住之江67周年記念以来、通算22回目のG1優勝を飾り、3年ぶりのVを目指す次走のSGグランプリ(17~22日、住之江)へ最高の勢いをつけた。2着は大上卓人、3着は渡辺浩司だった。 福岡ではSG、G1ともに3度のVと輝かしい実績を残していた瓜生が、新たにG1優勝の1ページを記した。当地周年は31歳だった2007年9月29日の54周年記念以来17年ぶり、福岡での優勝自体も16年10月30日のSGダービー以来13回目だった。 「久しぶりですね。勝ち切れていなかったりもしたので…。今節は道中が乗りづらかったので、ちょっと久々に緊張しました。でも仕上がり的には今節で一番良かった。(1周1マークは)思いのほか、上手なターンができた(笑い)。もっともっと勝てるように頑張りたい」 レース後は地元の雄を祝福しようと、多くのファンが残って声援を送った。 「うれしいです。多くのお客さんが“ありがとう”って言ってくれて、もう本当に感無量ですね」 3月の住之江に続く今年2度目のG1優勝。20年以来となる年間G1複数Vで(4月9日の下関66周年記念と10月10日の平和島66周年記念)、17日から始まるSGグランプリに最高の勢いがついた。 「10月くらいからペラのベースを変えて、いい方向にいっていると思う。この勢いのまま、気持ちを引き締めてグランプリも頑張りたい。今年の集大成だし、今まで培ってきたことを出せれば」 グランプリは17日のトライアル1st11R6号艇からスタート。3年ぶり3度目のグランプリ制覇への道は険しいが「福岡は西山(貴浩)と2人で頑張ります。金のヘルメットをかぶって帰ってきたい」とファンに宣言。強い選手会長が、このまま頂点まで突っ走る。 ◇瓜生 正義(うりゅう・まさよし)1976年(昭51)3月5日生まれ、福岡県出身の48歳。福岡支部の76期生として95年5月19日に若松でデビュー。通算Vは91回でSG11V、G1は22回目のV。福岡でのG1優勝は4回目。22年6月から選手会会長を務める。主な同期は原田幸哉、魚谷智之ら。1メートル59。血液型A。