エレガンスの新基準を定義する「トリック」コレクションの注目時計が今秋発売
世界有数のマニュファクチュールブランド【パルミジャーニ・フルリエ(PARMIGIANI FLEURIER)】が最新作を発表。ブランドの美意識とクラフツマンシップが宿る「トリック」コレクションより「トリック プティ・セコンド」のレギュラーモデル2型、「トリック クロノグラフ ラトラパンテ」の世界30本限定モデルの全3型が発売となり、価格は709万5000円(税込)~。2024年秋に発売予定。 【関連画像】その他の画像を紹介
男性的なエレガンスの基準の再定義がテーマ
1996年のブランド創設時、創業者のパルミジャーニが最初に手掛けた「トリック」コレクションより、既成概念を打ち破り、男性的なエレガンスの基準の再定義をテーマとした3つに新作が発表された。パルミジャーニ・フルリエのCEOを務めるグイド・テレーニは、「新しい『トリック』コレクションを創作するにあたり、パルミジャーニ・フルリエの豊かな時計学の文化と専門性を通して、ドレスウォッチの本質とは何かということを再度見直しました。このコレクションは、現代の男性のワードローブの進化を反映していて、自由で洗練された心を形にしたものです。古くからのしがらみからの解放を目指して、良品を知る現代人の本質に響くよう丹念に練り上げた、ニュアンスのある、落ち着いていて多彩なエレガンスを表現する時計をつくりました」と本機についてコメント。ブランドが単なるアレンジでなく、新たな価値観を備えた「トリック」の開発に取り組んだことが分かる。
使用するムーブメントや素材を限定
新たに「トリック プティ・セコンド」の2型、「トリック クロノグラフ ラトラパンテ」の限定モデルの計3型が展開されるが、ムーブメントは手巻きとなり、素材もムーブメントと文字盤とインデックスと時分針はゴールド製、ケースとバックルはゴールド製またはプラチナ製に限定。配色も純粋主義の巨匠、ル・コルビュジエが設定したカラーパレットから大地と自然の色が採用されている。繊細かつマットな質感を生み出す技法、グレイン仕上げと面取り加工を施したゴールド製の文字盤に、18Kローズゴールド製のインデックスと針をあしらい、落ち着きと気品ある本機ならではの表情を演出。グレイン仕上げとは、脱塩水に、酒石を再結晶化して精製した酒石英(しゅせきえい)、粉砕した海塩、銀脱塩水を混ぜた特製ペーストを文字盤に塗布するもので、希少な古典技術のひとつ。このペーストの塗布後、専用ブラシで丁寧に磨き、文字盤上に規則的で柔らかな表面を作り上げている。