EU、アルメニアを支援 ロシア「干渉」と批判
【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長は5日、ブリュッセルで記者会見し、アルメニアに2024~27年の4年間で約2億7千万ユーロ(約440億円)を支援すると発表した。この後、アルメニアのパシニャン首相やブリンケン米国務長官らとアルメニア支援会合を開催した。 ロシア外務省は5日の声明で、支援会合を「南カフカス地域を対立に引きずり込む無責任で破壊的な干渉」と批判した。 アルメニアはロシア主導の集団安全保障条約機構(CSTO)の加盟国。隣国アゼルバイジャンとの係争地ナゴルノカラバフを巡る紛争でロシアの対応に反発し、脱退の可能性に言及している。