愛称は「そめりあ」に 加賀友禅会館が再オープン
協同組合加賀染振興協会は9日、加賀友禅会館(金沢市小将町)の愛称を「そめりあ」に決めたと発表した。会館は同日、1階の改装を終えて再オープンし関係者は伝統の継承へ意欲を新たにした。 愛称は昨秋から募集し、国内外から17件の応募があった。そめりあは「染める」と、ギリシャ語で「幸せをもたらすもの」を意味する「LIA」を合わせた造語で、着る人を幸せにするイメージを込めた。 会館は7月から改装を進め、作家の意見を取り入れて展示台を撤去し自由に着物を並べられるようにした。加賀友禅文化協会の柿本結一代表理事は「ここを拠点に加賀友禅をさらに盛り上げたい」と話した。