「NISAのつみたて投資枠」はやらなきゃ損!?【笹崎里菜さんとお金を学ぼう】|CLASSY.
CLASSY.世代の一人である笹崎里菜さん。局アナ時代とは違う“新しい自分を見つける”ために、気になることを探っていきます。6月のテーマは、CLASSY.世代のお金の話について。元国税職員芸人・さんきゅう倉田さんに、アドバイスをいただいて、今回は「投資初心者がお金を増やすためにできること」について考えてみました。
お話を伺ったのは…元国税芸人/ファイナンシャルプランナー さんきゅう倉田さん
元国税職員。吉本興業養成所を経て、芸人となる。2023年には東京大学文科二類に合格。現在は芸人として活動、そして学業に励みながら、お金に関する講演会や執筆を行う。著書には『フリーランスで生きていくために絶対知っておきたいお金と税金の話』(あさ出版)などがある。
投資で得た収益に税金がかからず、 税の優遇措置が受けられるNISA
笹崎さん(以下敬称略):初心者でも少額から投資を始められるのがNISAですよね。早く始めなきゃという気持ちはありつつ、実際はまだ始められていないんです…。 さんきゅう倉田さん(以下敬称略):えっ、どうして始めないんですか? 笹崎:証券口座に登録はしたのですが、そこで止まっています。そもそもNISAにはどんなメリットがあるのかとか、損はしないのかとか、疑問もあるんです。 さんきゅう倉田:普通株式投資をすると、得られた収益に20%ほど税金がかかります。それがNISAだとかからなくて、税の優遇措置が受けられます。それだけでも、やる意味がありませんか!? 初心者は「つみたて投資枠」でコツコツ増やしていこう! 笹崎:たしかに! 国が「NISAをやってください」とすすめているのには、何か理由があるんでしょうか? さんきゅう倉田:個人がお金を溜め込んでも、国にとってはメリットがありません。それこそもっと上の世代は、タンス預金をしている人も多いですよね。お金は使わないと経済が回っていかないので! その“動かない”お金をただ使うのではなくて、企業に投資をしてくれたら…企業が成長して、売上が伸びて、賃金が上昇して、社員もうるおう。そこからまた市中にお金が回って、経済が回っていくイメージです。 笹崎:投資をすることで、自分がマイナスになることはないんですか? さんきゅう倉田:企業に投資をして、その企業の株価が下がればマイナスになります。ただNISAではマイナスにならないように工夫されていて、「つみたて投資枠」と「成長投資枠」があります。「つみたて投資枠」は毎月同額を、何十年もかけて投資していくもの。長期で、分散投資していきます。その分散投資も自分で分散させるのではなくて、全世界株に投資したり、全米株に投資したり。全世界株に投資をしたら、伸びない国もあるけど、世界全体で見れば今までの傾向からするとずっと伸びているので! 全米株も中長期的に見れば、ずっと伸びています。だから、リスクが少ない全世界株や全米株に投資している人が多い状態です。 笹崎:リスクが怖くてなかなか手が出せなかったのですが、今のお話を聞くと安心しました!