どこまでが『京都人』? 「いけず」や「先祖代々」 前市長は「3日住めば京都人になれる」
視聴者の皆さんからいただいた身近なギモンについて、皆さんに代わってnewsランナーが取材する『取材依頼、届きました』。 ■【動画で見る】京都人は「いけず」「先祖代々」 門川大作前京都市長は「3日住めば京都人になれる」 3日はこちらの依頼です。「京都が大好きで移住も考えているが『“京都人”にはなれない』と言われます。“京都人”とは一体何を指す?」
■自分は「京都人」になれるのか…「京都人」の定義が知りたい!
東京人ですが、大の京都好き、小金澤健太さん。この日も京都観光のついでに大阪にやってきました。 【秦令欧奈アナウンサー】「そもそも(京都人を)知りたかったきっかけは?」 【小金澤健太さん】「京都が好きで京都に移住したいという話を(友人に)したら、京都はどうだろうね、やめといたほうがいいかもよと。住んでる場所によっては、京都人として認めないところもあるから、観光の方がいいんじゃないと」 自分は「京都人」になれるのか、受け入れてもらえるのか気になるので、そもそも「京都人」とはどういう人を指すのか取材してほしい、とのこと。
■京都人は「いけず」 という街の声も
【秦アナリポート】「京都に住んでいる人は、どのような人を京都人と思っているのでしょうか?しっかりと調査して行きます」 【秦アナ】「京都人とは何を指すと思いますか?」 【40年以上京都市に住む人】「よその地方から来られた方にしてみるといけずですよね」 【京都市民】「いけずなのが京都人」 出ました「いけず」。京都を語るには必ずと言っていいほど出てくるこの言葉。「意地の悪い」ことを示していて、「あれでは嫁に行けずだ」と皮肉った「京ことば」が元だとも言われています。 京都の文化を研究する井上章一さんは京都市右京区、嵯峨の出身。ベストセラーになった著書「京都ぎらい」は、「いけず」なエピソードが満載です。 【井上章一さん】「『井上さん嵯峨あたりの人やったの?京都と違うんやね』というような言われ方をすると、あ、自分は京都じゃないんだとかみしめます。それが積み重なってくると、自分よりさらに外側の亀岡を見下してしまうような、いやらしい気持ちが育まれるわけですよ。私をこんな嫌な人間にしたのは京都なんですよ」
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