「責任を負うのは誰?」チェルシーの欠陥だらけのプロジェクト【現地発】
現在の苦しみを物語っているブレントフォード戦の失点
今シーズンも厳しい戦いが続くチェルシーを率いるポチェティーノ監督。世代屈指の若きタレントたちのポテンシャルを引き出せるか。(C)Getty Images
(本文①) 12位に終わった昨シーズンに続き、チェルシーが厳しい戦いを強いられている。夏のマーケットでは約4億ポンドを投じながらも期待の新戦力は一向にフィットせず。オーナー陣の強化戦略の失敗は明白だが、矢面に立たされるのはやはり監督や選手たちだ。(文:オリバー・ケイ/訳:井川洋一 2023年11月16日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック イングランド』を転載) ―――◆―――◆――― 本拠地スタンフォード・ブリッジでのアーセナル戦(プレミアリーグ9節)で、2-0とリードした時、「ようやく正しい軌道に乗り始めた」。そう感じたチェルシーファンも少なくなかったはずだ。 開始直後から軽快なプレーを披露したチェルシーは、15分のコール・パーマーのPKと、48分のミハイロ・ムドリクのゴールで2点を先行。プレミアリーグでは2連勝中(フルアムにアウェーで
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