“父子家庭”育ちの女子大学生が「地域の交流の場」で活動 地域の住民に育ててもらった経験を生かして奮闘 もうすぐ卒業、就職先は家庭で育てられなくなった子どもを預かる乳児院
竹村さんは名古屋市出身。長く父子家庭で育ちました。 県立大学4年・竹村愛美さん: 「父がずっと仕事に行っていたので、毎日、祖父母と過ごす中で、祖父母が近所の方と仲良しで気づいたら『おはよう』『こっちくる?』とか、いろんな方に遊んでもらった記憶がある」 自分は地域の住民に育ててもらいました。 その経験から「今度は自分が」と大学で子育て支援を学びボランティア活動も。 県立大学4年・竹村愛美さん: 「地域で何かをしてみたいという思いがずっとあり、子どもたちが遊ぶ場所が少ないことや子どもが地域と関わる機会が少ないと思い、地域で子育てをしていきたいという思いがずっとあった」 後輩も誘って「みちくさ」を支えてきました。 県立大学3年・稲荷美佳さん: 「地域に居場所をつくろうというのがとてもすてきだなと思ったのと、自分の糧になったり、子どもたちとの関係を継続できるのはすごくいい」 年内最後の「みちくさ」。約40人が集まり、ゲームや食事を楽しみました。 参加した小学生: 「お姉さんとじゃんけんでお菓子をもらえるやつが、負けたり勝ったり楽しかった」 「みちくさ」は保護者同士の貴重な交流の場にもなっています。 保護者: 「孤独だから、結構、子育てって。周りに知っている人もいない状況で知り合いをつくるという環境はすごく助かる」 「同じくらいの子がいるママと話せたり、スタッフさんもすごい優しくて、学生さんにも見てもらえるので助かる」 竹村さんはもうすぐ卒業。就職先は、家庭で育てられなくなった子どもを預かる乳児院です。「みちくさ」での経験も役立てたいと考えています。 県立大学4年・竹村愛美さん: 「(乳児院では)子どものことを考えて、地域の方や保護者の方とかいろんな関係機関と連携できるようになりたい。就職で離れるが、この場所はずっと長く続いてほしい」
長野放送
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