普通二輪免許で乗れるハーレーダビッドソンX350試乗インプレッション〈MattriderJapan編〉
映像ディレクターが勝手にバイクメーカー公式PVを斬る!?
みなさん初めまして! マットと申します。本業はTV業界出身の映像ディレクターです。ふだんはYouTubeチャンネル『MattriderJapan』にて、バイク系のツーリング動画や試乗/用品インプレ動画を投稿しています。 【この記事の写真をまとめて見る】普通二輪免許で乗れるハーレーダビッドソンX350試乗インプレ 自分でアップしているのは、最新モデルの“素人目線”試乗インプレッションが中心なのですが、「映像ディレクターが本職なら、その目線から見たっていう観点も面白いのでは!?」という話が上がり、それじゃあバイクメーカー公式プロモーションビデオからバイクに込められた思いを読み解こう!! ということになりました(笑) もちろん「素人目線のインプレッション」も同時に書くつもりですが…(笑) 「他ではできないことをやろう!」このノリ、ヤングマシンさんっぽくて好きです。
記念すべき第1弾は、ハーレーダビッドソン「X350」!
先日発表されたハーレーダビッドソンの「X350」。”普通二輪免許で乗れるハーレー”として話題沸騰中ですね。僕も試乗しましたが、試乗中に一般の方々に何回か話しかけられたりして、その注目度の高さを感じました。 そんな大注目の「X350」のプロモーションビデオはコチラです!(→文末の関連リンク参照)。 今回は“日本”が舞台になっている公式プロモーションビデオをチョイスしました! X350だけでなく、同時デビューした兄貴分のX500も映っていますね。 実は、日本を舞台にしているプロモーションビデオって、本当に少ないんですよね…。なので、「日本でしっかり作っているぞ!」という点において、まず好印象です。 このプロモーションビデオ内で僕が特に印象的に感じた点が3つ。 ・普段バイクに乗らなそうな若いファッショナブルなモデルさんを起用 ・2人乗りしているシーンが多い ・アーバン(都会的)なカットが多い ────────── 普段バイクに乗らなそうな若いモデルさんの達シーン ────────── まず、普段バイクとはあまり関係なさそうなファッショナブルな若者達と一緒に映っているシーンです。 よりマニアックな話をすると「ドリーズーム」という手法が使われています。これは映画/ドラマ/CMなどでよく利用される手法で、被写体の大きさはそのままに、背景がグワンと動く(この場合は迫ってくる)手法で、特に印象づけたいシーンなどに採用します。 そのため、このカットからは「普段バイクに乗らない若者達よ! X350に乗ってみないか!?」という制作者からのメッセージを感じます。 ────────── 2人乗りしているシーンが多い ────────── この動画内では、特に2人乗りのシーンが多いな~という印象も受けました。ハーレーといえば大型クルーザーのイメージが強く、既存のモデルであれば2人乗りも快適!というのは理解できますが、X350などの中排気量帯のモデルでも「2人乗りは快適だぞ!」ということを伝えたかったのかな? と勝手に想像しています。 ────────── アーバン(都会的)なカットが多い ────────── 渋谷/原宿/表参道など、流行の中心とも呼ばれるエリアでのアーバンなシーンも目立ちましたね~。 これは最初に上げた若者のシーンと一緒で、同じく普段バイクに乗らないような層に広くアピールしていきたい現れでないでしょうか。 僕はどうしても作り手側なので「普段すごく混雑するエリアなので、早朝何時に撮影ロケしてるんだろ…」という部分ばっかり気になってしまいます(笑) ────────── その他にも、冒頭ではフラットトラックレーサーの「XR750」のレースシーンを差し込むことで、X350のデザインがXR750からのオマージュで、「ハーレーらしさも健在だぞ!」という狙いも伝わってきたりしますね。