普通二輪免許で乗れるハーレーダビッドソンX350試乗インプレッション〈MattriderJapan編〉
実際に「X350」に試乗してきたぞ! エンジンのフィーリングが◎
ツラツラと偉そうに語ってきましたが、ココからはプロでなく素人目線のインプレッションを…。 正直なところ、“今まで大型バイクしか作ってこなかった海外メーカーの小排気量シリーズ”と言われると…、大きな期待はしていませんでした。さらに試乗時には詳細なスペックなどの情報が発表される前だったので「2気筒? パラツインか~…」ぐらいのテンションでもありました。 しかしいざ跨ってエンジンをかけてみると…、「おおっ!? これ本当にパラツイン??」と思うほど、味のあるハスキーなエンジン音! 大型Vツインほどではないですが、ある程度の鼓動感も残してある感じがして、一気にテンションが上がりました。個人的には味のあるエンジンが好きなんですよね(笑)。 後で調べてみると、並列2気筒エンジンを採用しているのは間違いありませんが、360度クランクを採用しているとのこと。試乗中自分の動画内で「W800みたいなフィーリングのエンジンだな~」などと喋っていますが、エンジンのレイアウトが似ていたからですね。
乗り味も好印象! コンパクトにまとまっている!!
エンジンのフィーリングは個人的に好印象でしたが、肝心の走りはどうなのか!? なのですが… 低速時の取り回し時においてもクラッチは軽くて良く繋がり、シフトもスムーズに入っていく印象でした。エンジンのギクシャク感もあまり感じられなかったですし、普通自動二輪免許を取り立ての初心者でも乗りやすいキャラクターかと思います。 グワっと高回転に回してコーナーを走っていくと、ハーレーとは思えないスポーティーさ…良く曲がります! (笑) ただ、一般的なネイキッドバイクに比べると、少しゆったりとしたハンドリングかな?という印象を受けました。 それからブレーキに関してですが、問題なく止まれるぐらいの制動力はあります。ただ、アメリカンやクラシックバイクによくある、フロントブレーキの制動力が若干弱めな印象も。そのためリヤブレーキとフロントブレーキを両方しっかり使用する必要があるなと感じました。 あらためてまとめると、 ・普通自動二輪を取得して、いきなり「ハーレー」というブランドに乗るというハードルを大きく下げてくれている。 ・気軽に街乗りもできる。 この2つの点から、メインバイクとしてもサブバイクとしても優秀で良くまとまっているモデルだなと実感した試乗でした。