ドジャース先発ビューラー、また背信4回3失点KO ボール判定の球審にFワード叫んで苛立ち 本拠地は不穏な空気
「ドジャース―マリナーズ」(20日、ロサンゼルス) ドジャースの先発、ウォーカー・ビューラー投手が4回7安打3失点でKOされた。左股関節炎症から復帰2戦目。前回14日の登板でも四回を持たずに交代しており、2試合連続の早期降板となった。82球を投げて与四球3、奪三振1だった。 ビューラーは6月下旬に左股関節炎症で負傷者リスト入り。前回14日のブルワーズ戦で約2カ月ぶりに復帰したが、四回途中4失点(1自責)KOされた。味方失策が絡む失点だったとはいえ、初回に味方打線から3点の援護を受けた直後に3者連続四球で無死満塁のピンチを招くなど、不安定な投球内容だった。 中5日の調整で迎えたこの日の立ち上がり。2者連続中飛で2アウトを奪ったところまではよかったが、左翼線二塁打と2四球で満塁とし、6番ポランコにカウント1―2から甘く入った154キロシンカーを右前へ運ばれ、2点を失った。 二回は1死から右前打とバント安打。2走者を背負ったが、2番J・ロドリゲスを投ゴロ併殺で無失点に抑えた。 投球のリズムを取り戻したかに見えたが、2点ビハインドの三回は先頭を右前打で出し、暴投と四球で無死一、二塁。1死からポランコに左中間二塁打を浴びて3点目を失った。 本拠地が騒然となったのは四回。1死から二塁打を浴びて得点圏に走者を置いた場面。主砲J・ロドリゲスにカウント0―2から投じた内角球をボールと判定された瞬間、マウンド上からバックナー球審に向かってFワードを交えて不満爆発。球審が不快感を示した直後、ドジャースベンチからロバーツ監督が大声を上げながら飛び出し、不穏な空気が流れた。後続を打ち取り、無失点で切り抜けたが、ベンチに戻ると、何かを荒々しくごみ箱に投げ捨てるなどフラストレーションをあらわにした。