日本リーグVの「経験伝えたい」 ソフトボール・能美出身の松山さん 26年度に帰郷へ
●26年、帰郷の予定 ソフトボール選手で能美市出身の松山和貴さん(27)=SAGAダイワアクト、佐賀県在住=が日本リーグで活躍している。「走攻守の三拍子がそろった次世代のリーダー」と評価を受け、昨年はチームのリーグ優勝に内野手として貢献した。2026年度に地元・能美市に戻り地元チームでプレーしたり、子どもらに指導したりする予定で、関係者は競技力の向上に期待を寄せている。 松山さんは浜小2年の時にソフトボールを始めた。器用に長短打を打つことができる中距離ヒッターとして成長し、野々市明倫高、日本福祉大でも全国大会に出場するなど活躍。20年4月に佐賀県のクラブチーム「SAGAダイワアクト」に加入した。 ダイワアクトではオーストラリア代表選手らとともにプレーし、昨年は17チームが参戦した日本リーグで8年ぶりの優勝を果たした。現在は佐賀県内で小学校教諭として勤務しているが、暮らしやすい地元に家族とともに引っ越すことを決意。来年4月ごろに能美市内での生活を始める予定だ。 4日は能美市内で市ソフトボール協会の東正幸会長と面会し、今後の予定について話し合った。東会長は「日本で活躍した選手で、子どもたちにいい刺激になる」と歓迎した。松山さんは「自身の経験を伝えていければうれしい」と話した。