【MLB】ツインズに球団売却の可能性 ポーラッド会長が売却を検討する方針を発表 40年間球団を所有
ツインズはこれまで、グリフィス一族(1984年まで)とポーラッド一族(1984年から)という2つのオーナー一族によって球団が所有されてきた。しかし、近いうちにその状況が変化する可能性が出てきた。日本時間10月11日、ツインズのジョー・ポーラッド会長はこれまで40年間所有してきたツインズの売却を検討する方針を発表。米公式サイト「MLB.com」でツインズを担当するパク・ドゥヒョン記者によると、球団所有40年間は現在の各球団のオーナーグループのなかで4番目に長い期間であるという。 熱戦が続くポストシーズンの日程・結果一覧 ポーラッド会長は「過去40シーズンにわたり、ミネソタ・ツインズは私たちの家族の心と魂の一部でした。このチームは私たちの生活の一部であり、ツインズのコミュニティは私たちの家族の一員となりました。球団のスタッフ、選手、そして何よりもファンの皆様、つまりこの素晴らしい組織を構成するすべての人々が私たちの家族の一員です。私たちはこのフランチャイズの管理者でいられるという名誉を軽く思ったことは1度もありません」との声明を発表。そして「しかしながら、数ヶ月にわたる熟考の末、私たちはツインズの売却を検討するという決断を下しました。このプロセスが次の段階に入った今、それを公表するときが来たのです」と球団売却の方針を明らかにした。 米公式サイト「MLB.com」のパク記者によると、家族経営でポーラッド一族よりも長く球団を所有しているのは、ヤンキースのスタインブレナー一族とホワイトソックスのジェリー・ラインズドーフ氏のみだという。ジョー・ポーラッド会長の祖父であるカール・ポーラッド氏は、1984年にグリフィス一族からツインズを購入した。その後、カールの息子であるジム・ポーラッド氏が所有権を引き継ぎ、2022年からはジムの甥であるジョー・ポーラッド会長が主要な管理業務を担当している。 2018年以降、MLBではマーリンズ、メッツ、ロイヤルズ、オリオールズで球団売却が行われており、ツインズはそれに続く可能性がある。ポーラッド会長は「私たちの目標は私たち全員が誇りに思えるようなオーナーグループを見つけ、ミネソタ・ツインズを大切にしてもらうことです」との声明を発表。買い手の候補などへの言及はなく、球団を所有するに相応しいオーナーグループの調査を慎重かつ丁寧に進めていくとみられる。