【海外転妻さんの実際の話】仕事・転職、子育て…様々な問題をポジティブ変換して乗り換えたエピソードを紹介
家族はワンチーム。サポートするのも一つの道
●LEEメンバー ワカモーレさん 東京→台湾→東京→アメリカ→東京→アメリカ→台湾→東京 海外でも常に最新のお笑い事情をチェック。「家の中を日本」にすることで居心地のよさと精神衛生をキープ。 夫婦で台湾、息子が幼少時にアメリカ、さらに彼の思春期に再びアメリカ、夫婦でまた台湾。人生、移動の繰り返しです。私の役割は、夫の仕事のパフォーマンスを上げるサポート。家族はチームととらえ、夫ともフラットな関係を築いているので今の状態に不満はありません。単身赴任を選ばなかったのは、知人が赴任先で突然亡くなり、夫をひとりにすることに不安を覚えたからです。知らない土地で暮らすのはラクではないけれど、視野は間違いなく広がるし、トラブルに見舞われても「話のネタができた!」と笑えるたくましさは身につきました。
\ Career / 仕事・キャリア
▶“日本人”を生かせる職場もちらほらと 1回目はキャリアについて深く考えず、「専業主婦で安泰!」と考えて帯同しました。ただ、転勤先が海外の場合は妻が正式に働く場合はビザなどの問題もあり一概にはすすめられませんが、日本人の求人はけっこうあります。私自身、仕事としてではないですが日本語を教えたりして楽しみました。
\ Child-raising / 子育て
▶義務教育後は、子どものみ帰国の選択も 子どものみ、日本の高校へ進学のために途中帰国。本人の意思です。一般入試では狭き門の高校に、帰国生枠で進学できたのは結果的によかったです。中学は、英語を身につけてほしかったので現地校。アメリカは英語を母語としない生徒のためのクラス(ESL)があるため、なんとかなりました。
\ Home / 家
▶マイホームにはほとんど住めず…… ファミリータイプのマンションを購入したら、間もなく転勤に。帰国後、5年ほどでまた転勤。結局、住んだ年数より賃貸に出している期間のほうが長く、2020年、思いきって手放しました。現在、息子は独立。夫と2人、都心と郊外にコンパクトなマンションを借り、2拠点生活を満喫中です。
\ Relationships / 人間関係
▶友達との関係に、距離は関係なし 転勤で疎遠になった人もいるけれど、付き合いを続けたい人とは、どれだけ離れた場所に住んでいても、SNSも発達しているし、関係は続けられます。初期の転勤では情報を得るために、いわゆるママ友付き合いもしたけれど……今ならネットもあるし、無理をしないのが一番だと思います。 Staff Credit イラストレーション/Makoto Kida 取材・原文/福山雅美 こちらは2024年LEE7月号(6/7発売)「転妻さんたちの前向き乗り越え術」に掲載の記事です。