「33歳、このまま一人だったらどうしようと考えてしまう…」独身コンプレックスにはどう向き合う?専門家がアドバイス
▼お悩み ・「33歳、このまま一人だったらどうしようとたまに考えます」 ・「歳だから恋愛や結婚はもう無理だと落ち込み、女性としての自信が持てません」 ・「仕事は順調だけど、独身なことがコンプレックスで孤独感や生きづらさを感じます」 【写真】40代の人間関係によくある6つの悩み ▼お話を伺ったのは…吉川めいさん MAE Y主宰、ウェルネスメンター。日本で生まれ育ちながら、幼少期より英語圏の文化にも精通する。母の看取りや夫との死別、2人の息子の育児などを経験する中で、13年間インドに通い続けて得た伝統的な学びを日々の生活で活かせるメソッドに落とし込み、自分の中で成熟させた。
自分の幸せを見つける
「あなたにとっての幸せとは何ですか?」と聞かれて、すぐに答えが出る人は少ないでしょう。多くの方がぼんやりと「みんながやっていること」やなんとなくの「安心感」を“幸せ”と勘違いしてしまっています。パートナーシップについても、突き詰めてみると実は「一人よりはパートナーがいた方がマシ」という甘い考えを抱いている人も少なくありません。 でも、考えてみてください。もしあなただったら、「いないよりはいた方がマシ」と考えているような人に魅力を感じて、生涯一緒に過ごしたいと思えますか? きっと、本当はただの淋しさの埋め合わせではない、互いを高め合い、支え合うような関係性でパートナーと共に歩みたいと願っているのではないでしょうか。 それには、シンプルな答えがあります。 パートナーの有無を問わず、あなたが先に“その理想の人”になってしまえばいいのです。「ないもの」や「いない人」といった不足感にフォーカスを当てる人ではなく、今、自分に「あるもの」そして「いる人」。つまり、自分自身に意識の焦点を合わせ、人として自分を高めていくのです。 最近、国際的ベストセラーとなった『New happy』の著者であり、幸せの研究者であるステファニー・ハリソン氏は、人が幸せになるためのステップは2つしかないと話します。 一つ目はまず、自分を知ること。それには、自分の人柄や人間性、得意不得意や才能を知るといった意味が込められています。 そして、二つ目は、その人間性や特徴、そして才能を生かして自分なりに人のためになるよう貢献すること。 実は、真の幸せとは、お金や地位、そしてパートナーの有無といった形によって得るものではなく、もっと近くに、そして誰にでも実現できるところにあったのです。人のために自分らしさを使って貢献することは、必ずしも仕事につながっていなくてもいいですし、決まった行いではないかもしれません。ただ、あなた自身がどんなに小さくてもいいので、あなたの存在を通して、才能を通して、誰かの役に役に立っているとか、誰かに「居てくれてありがとう」って思ってもらっていると自覚できていればいいのです。 そんな生き方をしている人は、間違いなく生命力に溢れ、輝いていることでしょう。 すると、結婚しているかどうか、年齢がいくつであるかに関係なく、充実した人生を送ることができるでしょう。そして、不思議なものですが、もし、あなたが本当にパートナーが欲しいと思っているのなら、きっとそうして最も輝いているときに、その出会いは訪れるでしょう。