旧統一教会、二審も敗訴 日テレ番組で名誉毀損主張
旧統一教会がテレビ番組で名誉を毀損されたとして、ジャーナリスト有田芳生氏と、番組を放送した日本テレビに計2200万円の損害賠償や謝罪を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は23日、請求を退けた一審東京地裁判決を支持し、教団側の控訴を棄却した。 有田氏は2022年8月、番組で教団について「霊感商法をやってきた反社会的集団だってのは警察庁ももう認めている」と述べた。 太田晃詳裁判長は、政治家が教団と関係を断つ方法を質問された有田氏が、事実を示して意見や評価を述べたと判断。「公益を図る目的で、論評の域を逸脱していない」と認め、名誉毀損に当たらないと結論付けた。