【今朝の5本】仕事を始める前に読んでおきたい厳選ニュース
(ブルームバーグ): 米ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は最近のインフレ指標を指摘し、2%の目標を達成する上で金融政策が十分に抑制的なのかという疑問を生じさせていると述べました。金融政策の主要な波及経路である住宅市場のインフレが根強い点に触れて、中立金利の水準が短期的に切り上がっている可能性があるとも述べています。以下は一日を始めるにあたって押さえておきたい5本のニュース。
「長期間」維持
カシュカリ総裁はインフレが目標への道筋を進んでいるとの確信が得られるまで、金利を現行水準に「長期間」維持する可能性が高いと語った。「インフレが再び下がり始める、あるいは労働市場に著しい軟化がいくらか見られた場合は、金利を引き下げるかもしれない」とする一方、「インフレが3%で定着し、金利を引き上げる必要があると最終的に確信した場合は、必要に応じてそうするだろう」とも述べた。
米政府を提訴
動画共有アプリ「TikTok(ティックトック)」は、米国で成立した事実上の禁止法を巡り、米政府を提訴した。訴状では「新法により、2025年1月19日までにTikTokが閉鎖を余儀なくされ、プラットフォームを利用している1億7000万人の米国人を沈黙させることになるのは間違いない」と指摘。言論の自由を抑圧するほか、TikTokから経済的利益を得ているクリエイターや中小企業を苦しめると主張している。
新型「iPad」
アップルはタブレット端末「iPad」の新機種を発表。人工知能(AI)に焦点を絞ったiPad Proに加え、初めて大画面バージョンのiPad Airが登場した。2022年以来の刷新でiPadシリーズの再活性化を狙う。iPad ProはAIタスクに対応可能な「M4」チップを搭載。iPad Airはノートパソコンの代わりとしての魅力を高めた。スティーブ・ジョブズ氏が2010年に最初のバージョンを披露して以来の最長となっていた新型リリースまでの空白は、今回のiPad刷新で終止符が打たれた。