埃舞う高速コースで熱戦展開!小林あか里と副島達海が幕張クロス2024-25で圧勝
埃舞う高速コースで熱戦展開!小林あか里と副島達海が幕張クロス2024-25で圧勝
11月10日(日)、2024-25 JCFシクロクロスシリーズ、そしてJCXシリーズ第4戦「Champion System presents 幕張クロス24-25」が、千葉県美浜区の幕張海浜公園Gブロック特設コースで開催された。平坦基調ながらテクニカルなセクションが配置されたハイスピードコースで、小林あか里(弱虫ペダルサイクリングチーム)と副島達海(大阪産業大学)がそれぞれエリート女子、エリート男子を制した。
エリート女子:小林あか里、圧倒的な強さで今季3勝目
午後1時15分スタートのエリート女子には、今季シリーズ戦最多となる20名の選手が出走。スタート直後からポイントリーダーの全日本チャンピオン、小林あか里(弱虫ペダルサイクリングチーム)が飛び出し、渡部春雅(明治大学)、大蔵こころ(早稲田大学)らが追走する展開に。第3戦の御殿場を制した石田唯(TRKWroks)はスタート直後のトラブルで後退するも、3周目には3位まで順位を挽回し、渡部を追いかける。 小林はハイペースを維持し、2位以下との差を拡大。渡部は小林のペースについていけず、後方から追い上げてきた石田に6周目に抜かれる。小林は圧倒的な走りで2位に1分半の差をつけ、今季3勝目をマーク。2位には石田、3位には渡部が入った。
エリート男子:副島達海、独走で今季3勝目!混戦を制す
午後2時20分スタートのエリート男子には、今季2勝の副島達海(大阪産業大学)、第2戦の亘理覇者でポイントリーダーの沢田時(宇都宮ブリッツェン)をはじめ、今季シリーズ最多の87名が出走。90名近い選手が巻き上げる芝の埃が、ドライコンディションのコースに舞う。 1周目こそ7名の先頭集団が形成されたが、2周目には沢田、副島、高橋翔(日本体育大学)の3名と、鈴木来人(OnebyESU-ICV)、ゴセ・ファンデルメール(Bombtrack Bicycles p/b Hunt Wheels、オランダ)、宇賀隆貴(SHIDO-WORKS)、小坂光(Utsunomiya Lux)の4名の2グループに分裂。 徐々に先頭集団とセカンドグループの差が開き始め、3周目にはセカンドグループから小坂が遅れ始める。6周目に沢田がパンクで先頭集団から脱落。さらに7周目には副島が高橋を引き離し、単独先頭に躍り出る。 副島はそのまま独走でフィニッシュラインを越え、今季3勝目を達成。 2位にはエリート初表彰台の高橋が11秒差で入り、パンクからペースが上がらない沢田を鈴木が追い上げるも及ばず、沢田が3位に入った。