ナイキが箱根駅伝に向けた「エキデンパック」新作を発表 ファイヤーパターンを採用
「ナイキ(NIKE)」が、駅伝シーズンに向けた「EKIDEN PACK」コレクションの新作として、ランニングシューズとアパレルアイテムを発表した。11月22日から、ナイキアプリとNIKE.COM、ナイキの一部販売店で取り扱う。
新作では、日々のトレーニングからレース本番までをサポートする4足のシューズをラインナップ。本番用シューズとして展開している「アルファ フライ 3」(3万9655円)と「ヴェイパー フライ 3」(3万7730円)は、新デザインにアップデートした。アッパーには駅伝発祥当時、夜道を走るランナーの足元を照らしていた松明の炎をイメージしたファイヤーパターンをあしらい、ミッドソールにも炎をイメージしたグラデーションを配した。そのほか、シュータンには「戦」、左足のヒールには「駅伝」の「駅」、右足のヒールには「伝」の文字をデザインした。なお、これらのデザインは、ナイキが2002年、駅伝選手の意見をもとに製作したランニングシューズ「エア ストリーク スペクトラム プラス」のファイヤーパターンが基になっているという。 トレーニングからレース本番まで幅広く使えるハイブリッドシューズ「ズーム フライ 6」(1万9800円)は、ミッドソールの設計をアップデートし、前作のズームフライ 5と比較して10%以上の軽量化を実現した。ズーム フライ 5は、ナイキ史上最軽量かつ反発性に優れたズーム X (Zoom X)フォームの周りを囲うようにキャリアフォームを配した二層構造だったが、新作ではズーム X フォームを増量。上下の二層構造に変更したことで軽量化を図り、反発性を向上させた。また、フルレングスのカーボンファイバー製のフライプレートを搭載し、これまで以上に優れた推進力とスムーズな体重移動を実現。デザインを改良したアッパーは2層構造のメッシュを採用し、通気性と耐久性を両立させたことで、靴下のような快適さを提供する。 部活生向けのトレーニングシューズとして知られる「ライバル フライ 4」(1万1550円)は、前足部にエア ズーム ユニットを搭載し、柔軟性と反発性を向上した「クシュロン 3.0 フォーム」を採用。中足部には、ライバル フライ 4では初となるプラスチックパーツを使用し、推進力を高めた。足型は、日本人特有の幅広の足に合わせた設計。中足部には「駅伝」の文字をあしらったフィットバンドを施すことで、安定性を向上した。 アパレルアイテムは、ウィンドランナー ジャケットとロングスリーブTシャツを展開。両袖には、シューズ同様、ファイヤーパターンをあしらった。コレクションヴィジュアルには、駒澤大学陸上競技部の桑田駿介選手、中央大学陸上競技部の柴田大地選手、東海大学陸上競技部の兵藤ジュダ選手、東洋大学陸上競技部の石田洸介選手、明治大学体育会競走部の綾一輝選手を起用した。桑田選手、柴田選手、兵藤選手、石田選手の4人は、同コレクションの発表会にも登壇。ナイキのEKIDEN PACKの魅力や、今後のパフォーマンスについての展望を語った。