これからは香水でスキンケア?人気セレブが画期的なフレグランスを発売
美的センスの高いインスタグラムのティーザー広告で何ヶ月もファンを焦らしたうえで、ベラ・ハディッドのオリジナルビューティーブランドÔrəbella(オーラベラ)が画期的なフレグランスを発売した。 オーラベラによると、「振ってから使う」二層式フォーミュラを特徴とした3種類の新作フレグランスにはエッセンシャルオイルが凝縮されており、フレグランスには珍しくアルコールが使われていない。 成分の透明性を追求するオーラベラは、二層式フォーミュラの一層目がスノーマッシュルームのベースと、香りの持続性を高めるツバキ、アーモンド、オリーブ、ホホバ、シアのオイルブレンド(万能薬を意味するエリクサーとオーラベラを掛けて“オラリクサー”と呼ばれている)から成ることを明かしている。二層目は「アロマセラピーのエッセンシャルオイルと上質なフレグランスの香り」で、これが気分とオーラを高める仕掛けになっている。 もともとアルコールベースのフレグランスが苦手なベラは、家族の農園で育てたラベンダーからオイルを抽出し、自分と身近な人のためにフレグランスを作っていた。そこから始まったオーラベラのフレグランスは、販売店となる『Ultra Beauty』のエコ認証Conscious Beautyを得るための5つの要件(成分がクリーンであること、梱包がサステナブルであること、ヴィーガンであること、動物実験をしていないこと、1300種類以上の成分を禁止するEUの規制に準拠していること)を満たしている。 スキンケア商品の成分を理解したいというのは私たちに共通する思い。でも、フレグランスの成分を理解したいと思うことは、あまりなかったのではないだろうか。しかも最近は、そのきっかけがオーラベラのような商品なのかZ世代の嗜好なのかは分からないけれど、特定のブランドではなく“自分の気分に応じて”フレグランスを選ぶ傾向が強くなっており、この業界全体を大きく揺るがしている。