もういらない…。“構想外”=ほぼクビ状態の名手(3)評価ガタ落ち…。かつてバルサでレギュラー、今は名前すら聞かない
2024/25シーズンの欧州主要リーグの移籍市場が開いており、連日のように選手の移籍が決まっている。しかし、所属クラブで構想外になりながらも、まだ新天地が決まっていない選手も大勢いる。今回は、チームでの居場所を失い、今夏の放出が確実視されている選手を紹介する。成績や移籍金は『transfermarkt』を参照
DF:クレマン・ラングレ(元フランス代表) 生年月日:1995年6月17日 所属:バルセロナ(スペイン) 23/24リーグ成績:14試合0得点1アシスト(アストン・ヴィラ) 23歳でバルセロナのレギュラーに定着したクレマン・ラングレは、フランス代表でもデビューから7試合連続でスタメン出場を飾った。あっという間に世界を代表するDFへと飛躍を遂げたが、2024年夏の時点で彼の名前を聞く機会はほとんどない。 ラングレは2020年10月にバルセロナと2026年夏までの契約延長にサインした。2020/21シーズンにフランス人DFはバルセロナ加入後最多となる試合に出場するが、続く2021/22シーズンからロナルド・アラウホの台頭の余波を受けて序列がダウン。シャビ監督の下で2022年夏には構想外となり、トッテナムへとローン移籍を果たした。 ローン移籍先ではまずまずの結果を残したが、高い給与の影響でなかなか買い取り先が見つからず、2023/24シーズンもローン移籍という形でアストン・ヴィラへと放出となった。ウナイ・エメリ監督のチームではタイロン・ミングスが開幕戦で怪我をしたことによる緊急補強だったこともあり、基本的にはサブとしての扱いだった。同じ左利きCBのパウ・トーレスとのクオリティの差も激しく、結果的に評価を下げる1年となってしまった。 バルセロナのレギュラーCBから一気に転落したラングレの市場価値は大幅に下がっており、最大6000万ユーロ(約96億円)あった彼の価値は現在1000万ユーロにまで下落している。今夏にはユベントスやボローニャなどが獲得に関心を示しているようだが、ここでもネックになっているのが彼の給料であり、今夏も新天地探しに時間がかかりそうだ。
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