【現代の恋愛事情】「真剣じゃない交際」がマッチングアプリの普及により急増中…その原因や終わらせ方、真面目な交際に進める方法を米専門家が解説
従来よりもカジュアルな交際が一般的になった今日この頃。ネット上では、まだ定義されていない関係を表す新語が次々と誕生している。 【写真】ダメ男に沼る…“新こじらせ女子”5つの特徴 シチュエーションシップにおける交際相手は、正式なパートナーでもなければ単なる友達でもない。何度かデートはしたけれど関係をハッキリさせるには早すぎると思うとき、その街には短期間しかいないと分かっているとき、最初からカジュアルな関係と決めて付き合いたいときは、シチュエーションシップの出番と言える。要するに、シチュエーションシップは(皮肉にも)ラベルのない関係に貼るラベル。 シチュエーションシップは否定的に捉えられるかもしれないけれど、本質的には決して悪いものじゃない。むしろ、場合によっては非常に楽しく、性的な満足感、さらには解放感をもたらしてくれることもある。そこで今回は、シチュエーションシップの長所と短所を専門家が教えてくれた。 ※本記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスからの翻訳をもとに、ウィメンズヘルス日本版が編集して掲載しています。
シチュエーションシップの長所
・自己成長の機会になる。カルビノ博士によると、シチュエーションシップはリスクの少ない環境でロマンティックな交流する術を学ぶ機会になるので、デートや恋愛を浅く広く探究したい人にとっては都合がいい。 ・自由でフレキシブル。ルリー氏によると、真剣な交際とは違い、シチュエーションシップでは相手に相談しなくても自分のことを優先できる。 ・ライフステージ次第では都合がいい。近々引っ越すことが決まっているとか、辛い別れから立ち直っている最中だとか、その理由は無数にある。そんなときは、しっかり定義されていないカジュアルな交際で気の合う人と楽しく過ごし、性的なニーズを満たすのも悪くない。シチュエーションシップなら、長期的なコミットメントなしで一般的な恋愛の恩恵を受けられる。
シチュエーションシップの短所
・一貫性のある安定したサポートが得られない。辛いときはパートナーに頼りたくなるけれど、「しっかり定義されておらず、相手に期待していいことと悪いことが分からないシチュエーションシップでは、人生の困難な側面を共有したり、自分に必要なサポートを求めたりするだけのスペースがないように思えるかもしれません」とルリー氏。 ・自分を疑ってしまうことがある。ルリー氏によると、シチュエーションシップが自分の価値観、ニーズ、欲求に合わないときは嫌な気持ちになるかもしれない。「曖昧な関係の中にいると、自分の選択や判断を疑ったり、後悔したりすることがあります。また、その関係の不確実さが人生の他の部分に波及して、頭や気持ちが混乱したり、ストレスを感じたり、不安になったりすることもあります」 ・全てが曖昧に感じられる。シチュエーションシップは従来の恋愛のように明確な規範がないからこそ成立する関係なので、「相手が自分に対して、どのくらいの興味や欲求を持っているのか分からないという状況に陥ります」とカルビノ博士。このようなコミットメント不要の関係では、不安や疑念といったネガティブな感情に悩まされることがある。 ・衝突が多発するかもしれない。「シチュエーションシップでは、恋愛に関しても、お互いに関しても、2人の意見が一致しないことが多々あります」とカルビノ博士。その結果、衝突が多発して、2人の間に恨みつらみや不安といった感情が生じる可能性もある。そうすると、シチュエーションシップを別の関係に発展させるのも難しくなる。